白地ちゃんねる2

毒蝮ファミリー作品雑談&考察
1 名前:えころ

2017/05/28 (Sun) 08:56:31

色んな話題が飛び交うようになったので、トピックの主旨を変更しました

606 名前:名無し

2023/07/12 (Wed) 18:51:09

クレスやカイル、ロイドとかテイルズキャラが一杯いるのにアビスのルークだけ出てないな

607 名前:名無し

2023/07/15 (Sat) 12:30:17

第1話から出てるだろ
なんでそんなわかりやすいレス乞食すんの

608 名前:名無し

2023/07/15 (Sat) 21:26:11

>>604
>マリオがたくっち教信者に改変させられた挙句、ゆ虐までやらかしているし

最初の方しか読んでないけど
なんかこういう奇抜で過激な展開繰り返して注目集めようとして
滑ってことごとく失敗してる作品なんだなってのはとりあえずわかった

意味不明でつまらないだけじゃなく作者の倫理観も終わってるって感じか

609 名前:ティンシーン

2023/09/04 (Mon) 02:34:06

レインコートのことについて言っても直ぐに言論封殺されるのは、
やはり淫夢というコンテンツのリーズナブル性が深く考察している人間に対する忌避感を煽るからなのだろうかー

とりあえず前に叩かれたけどまた新しく金玉袋リスペクトのホラー淫夢を作りたいように作って、
もし大人気投稿者になれたら「レインコート=レイソコート説」の動画でも上げたいな。
時間あったらレインコートについて考える自分をテーマにしたナルシストゲームをDelphiで作ってここにあげますw byehtellia

610 名前:名無し

2024/02/03 (Sat) 19:57:54

最近の秘封霖世界は能登半島地震、私人逮捕系YouTubar、セクシー田中さんの作者が
自殺した件をネタにしている模様。作人内で実際の人物をマジモンの犯罪者に改変する
のに飽き足らず、コカインやKKK、強姦事件を盛り込んで書いているなんだがな。

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無題
1 名前:名無し

2023/10/05 (Thu) 21:30:39

極じゃない方の魔導、また新作が出るらしい
wktk

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極・魔導物語ifってゲームやってみたけどなんですかこれは
1 名前:名無し

2021/09/26 (Sun) 11:10:50

ある程度遊んだ後にウィキの内容をちゃんと読んでから知ったんですけど
暗号化解除して中身確認するまで作りかけだってわからないようになってるってどういうことなんですかね…
作者のドナルドって人はこのゲームのことを何か語らなかったんですかね?
エコロさんはスペシャルサンクスとして何を担当したんですか?

2 名前:名無し

2021/09/26 (Sun) 11:34:03

あ、何を担当したのかって聞き方は変でしたね
どういう形で関わったのか気になるって話でした

3 名前:名無し

2021/12/17 (Fri) 14:53:11

このゲームやった人誰か他にいないの??

4 名前:名無し

2021/12/29 (Wed) 01:02:57

もうこのゲームって未来永劫アップデートされないのかな?

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小説
1 名前:えころ

2017/05/28 (Sun) 19:13:11

奇をてらったイロモノ駄文が多め。読みづらかったり状況が把握しにくいのはご愛嬌。

135 名前:えころ

2020/07/01 (Wed) 03:07:10

田中一郎、異世界へ行く117

〜前回までのあらすじ〜
田中とヴゼル、最終決戦!!
以上!!

「行くぞ田中ァァァ!!」

田中に向かって攻撃を放とうとするヴゼルだったが、身体がボロボロと崩れ始めた!!

「だ、ダニィ!? ご、ごれ゛はぁ……!!」

そしてまた首だけになり、しかも消えかけていくヴゼル。

「罠だったのか……あの身体の一部はこうして私が吸収する事すら見越して……仕組んでいたものだというのか」

ヴゼルの前にいた田中が見る見るうちに姿を変える。目の前にいた田中こそがイナシクサ本体だったのだ。

「この城にいた生きとし生ける者どもは別の空間に転移させていたという事か……全ては貴様の見せた幻影……か」
「一人だけ……別の時空に移せなかった者がいる……まぁそれはもうどうでもいい事か」

イナシクサはヴゼルにトドメを刺した。しかしそれでも彼にはまだ違和感があった。

(おかしいな……こいつが消えたら私も……)

直後イナシクサの視界の光が消え、周囲が闇に覆われた。

「こ、これは……!?」
「はっはっは!! 私の分身よ!! まさか私と同じく複製を作れるまでに力をつけていたとは驚かされた!!」

声は天から聞こえてくる。とはいえ、上を仰ぎ見ても真っ暗な世界ではヴゼルの姿を目視する事すら叶わない。

「だが!! お前の茶番に付き合ったお陰で私もようやく本領を発揮できる!! 今のお前では決して届かぬ力を味わうが良い!!」

ファイナルセイントバーストォォォォォ!!

イナシクサは攻撃を感じる間もなくあっという間に消滅してしまった。だがヴゼルはもうこの世界には用はないと言わんばかりに身を翻す。

「ふっははは!! 今の私はスーパーヴゼル!! もう何が現れようが敵ではない!! この世界はもうすでに掌握したようなもの!!」

スーパーヴゼルは拳を振り上げ、空間に大きな穴を開けたかと思いきや、その中に勢いよく飛び込んだ!!

「今まで散々私を弄んでくれたアルルどもやあのクソガキも直接ぶっ滅ぼしてくれよう!! スーパーヴゼル、参るぅぅぅ!!」

欲が出てきたスーパーヴゼルおじさまはなんと別の時空へ逃されたアルル達を探し始めたのだ!!
その頃、田中とアルル達は時空を彷徨い、色々な世界に次々と飛ばされていた。

「イナシクサに任せてる間に一応俺達はヴゼルを倒す秘策を見つけなきゃならねえな……」
「ど、どうしよう……もしあの人が負けてたら世界はヴゼルのものに……」
「そりゃ最悪の状態だが、そうなっちまったら俺らがヴゼルを仕留めるしかなくなるな……」

スーパーヴゼルおじさまは本来田中がいた時代で田中やアルル達を探すも見つからない!!

「あのラグナスとかいう勇者はどこから来たか知らんが、あの世界に繋がっていたルートを虱潰しに辿れば奴らと合流できるはずだ」

スーパーヴゼルおじさまが田中達を追跡する!! 果たして田中達はおじさんに見つかってしまう前に強くなれるのか!! 続く!!(多分)

136 名前:えころ

2020/07/03 (Fri) 12:14:23

田中一郎、異世界へ行く118

~前回までのあらすじ~
スーパーヴゼル爆誕!!
以上!!

時間……いや田中(イナシクサ)がオクトマンティスどもをぶっ倒したところに戻る!!
スッと田中の中からイナシクサが現れる!!

「お、お前はさっきのイナとか名乗ってた男!!」
「キミはボク達の味方なの!? でもどうして田中の中に……!」
「伝えたい事は一つのみ。中山さん、アルル達とそして……田中を別の世界へ避難させて欲しい」

田中は目を覚まし、拳を怒らせる。

「はあ!? 何言ってんだよ!! ヴゼルの野郎をぶっ飛ばすしかねえだろ!! 何ビビり腐ってやがるんだ!!」
「田中……私は嫌な予感がするのだ。確かにこのままヴゼルのところまで向かえばそれを倒すこと自体は可能だろう……だが」
「だが、何だよ!?」
「さっき倒したヴゼルも偽者だった。という事はこの城に潜んでいるヴゼルでさえ影武者の可能性がある……」
「そ、そんな……」

田中は叫んだ。

「んなの関係ねえよ!! この先にいるのが偽者だろうが何だろうが、ぶっ飛ばせばいいだけだ!! そうだろお前ら!!」

田中はアルル達を見るが、誰もが俯いて首を縦に振ろうとはしなかった。

「な、何だよお前らまで……。ヴゼルはこの世界を滅茶苦茶にしてんだぞ!! 悔しくねえのか!! おいサタン!!」
「田中……。私達はお前やそこの男がいない間色んな怪物を仕向けられたのだ……」
「だ、だから何だよ……」
「怪物でさえも特異な能力を持ち、窮地に立たされた事が何度もあった……」
「知らねえよそんなの!! ぶっ飛ばせば良いだろうが!!」

イナシクサは田中の肩を叩いた。

「田中。私はヴゼルの囮になる。奴に勝利したら必ず合流する……。しかし……」
「しかし、……何だよ?」
「敗れたときはお前達が別の世界で奴に勝つ術を見つけてくれ。このまま全滅させる事を奴は目論んでいるかもしれん」
「……何だよそれ、ここまで来て逃げろって言うのかよ……!!」
「田中さん……。わたくしはその方のおっしゃる事に賛成ですわ……」
「はあ!?」

田中はウィッチをにらみつける。

「この先にいるのがまたそのヴゼルの偽者なら不意を突かれて敗北するだけ……それなら」
「どこかの世界に一旦は逃れてヴゼルに対しての有効打を見つけるしかねえって事だな」
「ふっざけんな!! そんなもんあるかどうか分かんねえだろうが!! お前らこの世界を捨てるつもりなのかよ!!」
「田中、ヴゼルの狙いはお前達だ。たとえ私が奴に敗北してもお前らが生きていると分かったら奴はそれを優先するだろう」

田中は黙り込んだ。そしてハッピーさんの手によって田中達は別の世界へ送られてゆき、イナシクサは田中に化けて見せかけの複製を作り……。

「おい……私はどうすれば良いのだ?」
「……!?」

イナシクサの後ろにはサタンがいた。彼だけは何故かこの世界に残されたままだった。

「……危険だから逃げた方がいいんじゃないか」
「断る。ここは私の城だ……。そこで好き勝手しているヴゼルに文句を言わなければ気が済まん」
「……そうか」
「それにお前一人に全てを任せて逃れるなど闇の貴公子の名が廃る!!」

もう既に廃れているのでは……と思ったイナシクサだった。
そして田中達は今もアテもなく異世界を彷徨っているわけだが……。
絶望的なニュースが飛び込んできた!! ハッピーさんから!!

「大変です!! 田中さん!! ヴゼルが……あなた達を追い始めています!!」
「はええよ!! くそっ!! どこがハッピーだ馬鹿野郎!!」

絶望的な状況だが幸いヴゼルおじさんは田中達を見つけてはいない!! 急げ田中!! 続く!!(多分)

137 名前:えころ

2020/11/27 (Fri) 12:26:27

田中一郎、異世界へ行く119

〜前回までのあらすじ〜
魔神ヴゼルはアルル達の世界を支配するに足る状況にあった。
しかし彼はそのアルル達や田中に執念を燃やし、彼らを滅ぼす事を決意。その後を追うため、世界を縦断する。

一方、田中達はヴゼルの一部であり、善の心を持つイナシクサの意思を継ぎ、ヴゼル討伐のため、複数の世界をあてもなく彷徨っていた。

ー以上ー

田中は様々な世界を彷徨うその間、ある事が脳裏を駆け巡っていた。
それはヴゼルの紛い物と戦っている間、身につけた強烈な匂いのする変なアーマーの事である。
いつの間にやら匂う事すらなくなったそのアーマーは果たして何かの役に立つのだろうか、そう考えていた。

「田中、どうしよう……ヴゼルを倒すためにはどこで力を身につければいいのかな」
「……分からねえ、だが単純に力だけで打ち負かすのは困難だろうな」
「じゃあ俺らはあいつに見つからねえようにどこまでも逃げ延びるしかねえって事か?」

田中は世界を跨いだ今の状況に意味があると考えていた。

「俺はあいつを信じるよ、……こんな状況でも反撃可能な機会が巡ってくる事をな」
「具体的にどうすればいいかも分からないのに、そんな悠長な……」
「今までだってそうだったろ、お前らも……俺も地獄に行った時はおしまいかと思ったがあいつと一緒に脱したんだ」

田中は決意めいた顔を仲間に見せた

「ヴゼルの野郎が俺らを追いかけてきているこの状況が、俺らが窮地から脱せる機会なのかも知れねえ」
「……そうだな、私は地獄に落ちた事がないから分からないが、そんな窮地から脱せた君が言うなら……あの男を信じよう」
「もちろんボクも信じるよ!」
「ちょ、ちょっと……信じるったって何の考えも方法もないんでしょ?」
「そんなもんはこれから見つければいいだろ、さっさと行くぞ」

それから数時間経ち、世界を跨いで歩き続ける田中達だったが、仲間が休息を訴えてきた。

「ね、ねぇ……さすがに休憩しましょうよ? わたくし足がパンパンですわ」
「あん? もうバテたのかお前ら?」
「はぁはぁ、田中はすごいな……、汗ひとつかいてないじゃない」

言われてみれば田中はいくら歩いても筋肉疲労どころか体温の上昇、発汗すらしていなかった。

「あんたもしかしてゾンビなんじゃないの?」
「馬鹿言うんじゃねえ、ゾンビだったらこんな意識がはっきりしてるわけねえだろうが」
「で、でも一度は死んだ身なんですのよね……?」
「てめえらの世界だって死んでも蘇生する術があるんじゃねえのか!? 今更何を不思議がってんだよ!」

田中はプイ、と向きを変えてズカズカ進んでいく。しかも気のせいか足がさらに速くなってるようにも見える。

「は、速いよ田中……、おかしいよその身体能力……」
「うるせえ、魔法が使えるならそれでも使ってついてこい、来なきゃヴゼルに追いつかれるだけだ」
「お前……今ヴゼルがどこにいるのか分かってるのか?」
「お前らには見えねえのか? 歩いてるといやでも奴の姿と場所が目に入ってくるんだが」
「見えねえよ! お前やっぱどこかおかしいぞ!」

アルルが目を輝かせていた。

「いいんだよ、おかしくっても!」
「は?」
「だってボクらにできない事を田中ができるんだよ? それってすごい事じゃん!」
「は、はぁ……まぁヴゼルがどうしてるかが分かるというのは心強いけれど……」
「だが、それだと俺らがこいつに追いつけなくなるかもだろ、何か釈然としねえなぁ」

シェゾは前にも田中が急に強くなった事を思い出し、これもそれと似たようなもんかと思う事にした。
だが田中がいくら変わろうとも事態が好転しているわけではない。果たしてヴゼルを撃退する術は見つかるのか。

ー続くー

138 名前:えころ

2021/02/23 (Tue) 13:25:58

田中一郎、異世界へ行く120

~前回までのあらすじ~
ヴゼルおじさんから逃げ続ける田中達。
田中はヴゼルの姿が見えていると言い始めるが……。

―以上―

一方、スーパーヴゼルこと魔神ヴゼルおじさんはケバブ売りの屋台が目に留まっていた。

「一つくれ」
「あいよ」

受け取ると同時に瞬時にいなくなるヴゼルおじさん。食い逃げである。

(先回りしたり、罠を張るなどということは奴らの居場所を特定してからでないと難しい……)

ケバブをもちゃもちゃ食いながら考えるヴゼルおじさん。

(私の分身は……田中に力を与えた挙句、何やら協力者のようなものまで用意していたが……)

ヴゼルおじさんはあることを閃いた。そしてケバブの残りを口に全て押し込んだ。
そして田中、異変に気付いたのはやはり彼だけであった。

「……」
「……お、おい……どうした田中? 急に立ち止まったりして」
「ハァハァ……、よ、ようやく休憩する気になりましたの?」
「……追ってこない」
「え?」

アルルは思わず聞き返した。

「ヴゼルの奴が俺達を追うのをやめて、どこかへ行こうとしている」
「……もしかして、ボク達を追うのを諦めたの?」
「本当か? ……しかしどうして急に」
「わ、わたくし達は助かったってことですか?」

田中は首を横に振った。

「……あいつがそう簡単に俺らを見逃すとは思えない。多分追うより良い方法を思いついたんだよ」
「……追うより良い方法?」
「追うより良いって何だよ……? あいつの狙いは俺達だろ?」

田中は踵を返した。

「ど、どこ行くんだよ……?」
「ヴゼルを追う。それしかねえ」

とんでもないことを言い出した田中を引き留める一行。

「な、何言ってんだよ! ヴゼルに勝つ方法だって分かってないじゃん!」
「そうですわ! せっかくヴゼルが追うのをやめたのですから、奴を倒す方法を見つけるのが先決……」
「お前たちに着いてこいとは言わん、ここは俺一人で奴を倒しに行く」
「正気かお前! それができたならお前の中にいた男だって望みを託して逃がしたわけないだろ!」

田中は構わず進んでいく。

「奴が最悪なことを思いついたなら……俺が止めるしかねえ、あいつだってきっとそれを望むはずだ」
「無茶だよそんなの! ねえ中山さんも何か言ってよ!」

ハッピーさんに映った中山大も重い口を開いた。

「……田中さんが正しいです。……ヴゼルはあなた方を追うより手っ取り早い方法を考え、それを実行しようとしているのでしょう」
「何なんだよ、その追うより良い方法って!」
「ヴゼルは誰かを利用する方法を思いついたのかと。そしてその誰かとは……」
「お前たちはここで待っていろ。……奴を止めて必ず戻ってくる」

田中はハッピーさんを持って走って行く。足が速すぎてアルル達でも追いつけない。

「田中!!」
「そんな……滅茶苦茶ですわ……、何のためにヴゼルから逃れていたと言うんですの……」
「田中……一体ヴゼルが何を企んでいると言うんだ……」

訳も分からないまま異世界に取り残されたアルル達。
田中はとんでもないことを思いついたかも知れないヴゼルおじさんを止めることにしたが、一体どうなるのか。

―続く―

139 名前:えころ

2021/06/07 (Mon) 23:19:06

田中一郎、異世界へ行く121

~前回までのあらすじ~
何やら悪い事を思いついたヴゼルは田中達の追跡をやめ、どこかへ去っていく。
しかし田中は悪い予感を覚え、ヴゼルの後を追う。

ー以上ー

「ククク……手始めに田中を絶望させるため、奴の元いた世界を滅ぼ……」

時空を越える穴を開いたヴゼルは閉口した。中に田中一郎がいっぱいいたからである。

「……!?」

思わず後ずさるヴゼル。だがいつの間にか背後にいた田中一郎から攻撃を受ける!

「エクセレント・サイキック・パンチィィィ!!」
「げぼわぁっ!!」

そして、ヴゼルは穴に吸い込まれ、中にいた無数の田中に取り囲まれる!

「な、何だこれは!! 全て消えろおおおおおお!! ファイナル・セイント…バーストォォォォ!!」

しかしヴゼルの攻撃は虚空に掻き消え、どんどん田中が押し寄せてくる!

「い、意味が分からん!! 何だこいつらは!! どうして田中がこんなに増殖してるんだ!」
「答えを知りたいかヴゼル」

ヴゼルを田中地獄に突き落とした田中が近づいてくる。

「こ、答えだと……? 貴様こんなに自分が大量にいて気分が悪くならないのか?」
「ならないな、ようやくお前を仕留められるんだからよ」
「舐めるなぁ!! いくら増殖しようがクソガキはクソガキ!! このスーパーヴゼルの敵ではないわ!!」

ヴゼルは高速回転を始める!!

「はあああああ!! ヘヴン・サイクロ・スプリンクルゥゥゥ!!」

ヴゼルの身体が光の粒子となり、たくさんの田中に襲いかかる!!
着弾した田中は次々と消滅していく!!

「はーはっはっは!! この状態の私を殴るしか能のない貴様が倒す事ができるかな!!」

最初こそ勢いよく暴れていたヴゼルおじさんも徐々に息を切らして技の勢いが弱まる。

「はぁはぁ、ふん……この程度か、何がきっかけでこうなったかは知らんが私の敵では……」
『エクセレント・サイキック・リンチ!!』

しかし田中の数は減ってなかった。むしろヴゼルが暴れた分だけますます増えてるようだ。

「ごぐわっげぼっぎゃばわあああ!!」

吐血しながらぶっ飛ぶヴゼル。

「ななっ……何がどうなって……ひ、ひとまずどこかに逃げなければ……」

しかしどこへ行こうとも目の前には田中がいる。どこにでも田中はいる。

「摂理だよ、ヴゼル」
「摂理だと!?」
「俺がお前と出会って、イナシクサと出会って、ついにはお前をも飲み込む、その運命の形が今お前が見ているものなんだよ」
「理解できるか馬鹿が!! こんな、こんなアルルどもですらない、汚物色のクソガキに好き勝手やられる運命などあってたまるかぁ!!」

ヴゼルは再びあの回転してから身体を光の粒子に変える技をやろうとするも、田中の放ったパンチ一発で無力化し、吹き飛ばされていく。

「ごはぁぁぁぁ!! な、何故だぁぁ!! 私は魔神、魔神ヴゼル!! 世界を破滅に導き、浄化する者!! それがこんな……こんな……!」
『終わりだヴゼルゥゥゥ!!』

グランドフィナーレ・サイキック・リンチィィィ!!

「オアアアアアッ!! む、むねえええええええん!!」

ヴゼルおじさんは苦悶の表情を浮かべながら、静かに、ゆっくりと消滅した。

……。
そして田中は気がつくと自分の部屋にいた。

「あん? 何だ? 俺は一体……」
「一郎!! 今日こそ学校に行きなさい!!」

呆然とする田中の前に母親が現れる。

「やだよ、だるい」
「殺す!!」

刃物を取り出して襲ってきた母親を避け、頭をかきながら渋々答えた。

「分かったよ、行くよ」

そして外に出た田中は見覚えのある少女達と再会した。アルル達である。

「お、お前ら……どうしてここに」
「田中あああああ!!」

飛びついてくるアルルを避けようかと思ったが、避けると電柱に確実に頭部をぶつけるので受け止めてあげることにした。

「う、うえっ……よかったあ!! 勝ったんだね!! ヴゼルを倒したんだよね!?」
「……多分な」

正直田中には自覚がなかった。あの後、ヴゼルを追ったはずなのに何故かこの世界に飛ばされていたからだ。
そして何故かアルル達もここにいる。
ポケットの中に入れていたハッピーさんは故障してしまったのか全く動かないし、反応すらしない。

「多分って何だよ、ともかくお前も俺達も無事なら世界は平和になったってこったろ?」
「田中さんはともかく、わたくし達はどうやって帰ればいいんですの? 何故田中さんの世界に……」

ふと田中達の前にボロボロになった老人が現れた。

「はぁはぁ……、田中……よくもやってくれたな……許さん……」
「その声は……」
「魔神ヴゼル!?」
「いかにも……あんなわけのわからん幻術でこんな見窄らしい姿になってしまった……」
「おう、似合ってんじゃねーか」

カチンと来たヴゼルおじいちゃん。

「黙れィ!! 私がむざむざやられに現れたと思うのか!! 覚悟しろ!!」

最後の力を振り絞り、田中達に勝負を挑んできた!

「ほあああっ!!」
「オラァ!!」
「ぐばっ!!」

ヴゼルおじいちゃんはそのまま地面に倒れ伏し、太陽光に焼かれながら、空へと昇華していった。

「何だったんだ、全く……」
「ん、ヴゼルがいたところに穴が……」
「うわああああ!!」

アルル達は穴に吸い込まれて消えてしまった!!

「お、お前ら……、くそっ穴が閉じちまった!!」

田中はしばらくしてハァ、と溜息をついて学校へ向かう事にした。
そしてアルル達は……サタンの所へ戻っていた。

「おおアルル!! お前達!! 良かった……本当に良かった……!!」
「うん、ヴゼルは田中が倒してくれた。だからもう大丈夫だよサタン」
「散り散りになっていた奴らもまたこの世界に戻ってきているな、本当に終わったんだな」
「ああ、私は元の世界に帰れないが、君達の世界に平和が戻って良かった」

そして田中、公園の前に"ウゼル"と文字が彫られた変な像が建てられているのを見つけた。

「……」
「こんなところにいたのかお前」

尻高だ。田中は思い出した。元の世界に帰ったらこいつに一発必殺技をぶちかます事を。

「バーニングサイキックパンチィィィ!!」

腕も拳も燃えない。ただ回転させたアッパーが尻高を捉えようとするも避けられる。

「……いきなり何しやがる、しかも何だバーニングなんたらって! 厨二病発症してんのかてめえ」
「はっ、発症してねえわ! 今度はこいつだ! スーパーサイキックストリームゥゥゥ!!」

地面を思い切り踏みつけるが、田中の足に衝撃がジーンと伝わるだけでやはり何も起きない。

「……分かった田中、お前は一度医者に見てもらってこい、夢と現実の区別もついてないんだろ」
「ちげーよ!! ガチで使えるんだっつーの!! 今は調子が悪いだけだバーカ」

尻高と田中は仲良く学校へ向かっていった。
その後、田中は数学のテストで55点を取って父親に焼肉屋に連れて行ってもらいましたとさ、めでたしめでたし。

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自由帳
1 名前:極・魔導狂い

2017/05/25 (Thu) 20:14:20

小学生の頃に好きだった一冊。あの無地で何も書かれていない一冊。

20 名前:えころ

2018/01/14 (Sun) 00:50:49

もちろんです。レインコート兄貴のさらに磨きのかかった演出力に期待していますよ

21 名前:えころ

2018/02/05 (Mon) 21:49:12

手紙に関する考察(適当)

「手紙」とは
スーパーファミコン向けに発売されたソフトではなくただのデータ
第1話と書いてはあるが、そもそもネタゲームのため、続きはない
内容はホラー系サウンドノベルに見せておきながら不正ダウンロードを戒めるというものである

これを第一に発見したかあるいは存在を知った者は驚かせてやろうと思い、
自分で考えた「手紙」の続きを書いて投稿したものが都市伝説として広まった可能性が…

いや、都市伝説なんてそんなものかもしれない

22 名前:えころ

2018/04/07 (Sat) 11:51:00

チャー研音楽大全来た
様々な基地外音源が収録されてそうで楽しみですわ

23 名前:えころ

2018/05/16 (Wed) 20:14:20

へぇ、平野ってtwitterやってたんですね。今知りました
https://twitter.com/acceed_hirano

24 名前:市村健太

2019/03/29 (Fri) 18:59:11

市村健太は茨城出身の最低浮気男

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秘封霖倶楽部感想
1 名前:えころ

2018/01/19 (Fri) 08:07:38

金玉袋の原作という事で、暇があれば読んで感想を述べます

20 名前:ばくとーる@川崎高校附属中1年吹奏楽部

2018/02/19 (Mon) 01:08:49

全部読んだけどなかなか良かった
けどこれはNDじゃなくてこの考察書いた人の才能が9割って感じの文章だな
NDからコンセプトだけ貰ってこの人が執筆すれば秘封霖倶楽部も化けるんじゃねーの

21 名前:えころ

2018/02/19 (Mon) 01:30:20

うーん、それは楽しそうですね
どんな良いものが完成するか期待できそうですよ

22 名前: shota@t

2018/02/20 (Tue) 00:49:54

この人が洒落怖からネタ拾ってきて作った方がいいんじゃないんですかね…?

23 名前:ばくとーる@川崎高校附属中1年吹奏楽部

2018/02/20 (Tue) 01:33:26

でもこのボイスドラマ回がバッドエンドか否かって議論は本筋からすればクッソどうでもいい気がする
結局NDってのはメインキャラに最悪な末路を辿らせた挙句それを「並行世界」として切り捨てるロクでもねえ作者だし
そういう作風から考えるとこの霖之助たち三人は死んだけど本筋の世界線では生きてるっていうしょうもないオチが真実なんだろう

一番の問題は本筋の世界線がどこでどう進展してるのかが全くよく分からないって点だと思うけど
作者本人も考えて書いてなさそうだし続きものとしては既に破綻してそうだわ

24 名前:えころ

2018/02/20 (Tue) 06:22:53

どちらにせよ夢オチやら御都合主義展開が多いのは単に作者が何も考えて書いていない事の証拠だと思いますし、
行き当たりばったりで描写された細かな要素をファンが拾って補完してるだけって感じでしょうね

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怪談金玉袋文章書き起こし
1 名前:えころ

2017/12/09 (Sat) 07:06:40

動画を見るのが辛いという方のために文章を書き起こして内容を伝える試み
随所に簡単な場面を説明する文章が挟んであります

56 名前:えころ

2018/01/27 (Sat) 15:31:18

完全変態倶楽部②

ここからジョニィの一人称視点に切り替わる

ジョニィ:
・・・・・・?

鉄の扉をどんどん叩いている音がする(ジョニィが叩いている)

ジョニィ:
・・・・・・・・・!!!

扉を開けるジョニィ

ジョニィ:
ブッフ!!!

視界が上の方に切り替わる
そこは紫の色調の廃墟のような空間だった(ジョニィはロッカーの中に入れられていた模様)

自分を縛っていたテープを丸めて投げ、周囲を見渡すジョニィ

ジョニィ:
どこやここ

下を見て自分が閉じ込められていたロッカーを確認する

ジョニィ:
お?

凄まじい悲鳴が聞こえたので、音の方へ向かうジョニィ

ジョニィ:
なんや!?

廊下のような空間に出たジョニィ

ジョニィ:
ここ一体どこやっちゅうねん・・・

ジョニィ:
出口どこや?

先へ進もうとすると拳に武器を装着した仮面の男が通り過ぎていく

ジョニィ:
・・・・!!?

ジョニィ:
さっきの奴やんけ・・・

グチョグチョと音がし、下を見ると血みどろの男が仮面の男に引きずられていた

ジョニィ:
うっ!!

ジョニィ:
なっなんじゃぁ・・・

男が通り過ぎた後で先に進むと道が二手に分かれていた

ジョニィ:
どこいった・・・?

左側は怪しい扉があり、右側は通路が続いていたため、通路を進む事にするジョニィ

また悲鳴が聞こえたため、下を見るとジョニィの靴に血みどろの男がしがみついていた

???:
だじげでぇぇぇぇぇぇぇ!!!

ジョニィ:
うわぁっ!!

驚いて足を振り払うジョニィ

ジョニィ:
やッば蹴ってもうた何やコイツ・・・!?

何者かによる足音がジョニィのもとに迫ってくる

ジョニィ:
はっ早くどこかに隠れんと・・・!!

通路を進み、真っ赤な椅子やロッカーのある部屋にやってきたジョニィ

ジョニィ:
はっ!?どっどっどこに隠れればええんや!?

辺りを見渡しても鉄格子のかかった大きな窓くらいしかない

ジョニィ:
ああくっそ!!

ジョニィ:
ロッカーの後ろに隠れてもうた・・・

何者かがロッカーを開ける

野獣のうめき声が聞こえてくる(ロッカーの中には野獣がいたようだ)

やり過ごし、雑に血痕の施された大広間のような空間に視点が切り替わる

ジョニィ:
やっと行ってくれたわ・・・

廊下を進んでいくジョニィ
目の前には鎌のような武器が刺さり、塞がれた空間があった

ジョニィ:
あの覆面の奴ら・・・何の目的で拉致っとるんや・・・?
一体何がしたいんや・・・アイツら・・・・・・

ジョニィ:
出口や・・・出口どこや・・・・?
早く出んとアレと同じようになっちまう・・・。

ハァハァ(ジョニィの)呼吸音とともに、刺さった鎌を取り外し、その空間を進むと扉があった

扉を開くと天井から血まみれで内臓が飛び出た野獣父がぶら下げられ、
右腕を失い顔の皮膚をはがされた遠野、腕や脚を失い、だるまになった小さな女の子がいた

ジョニィ:
・・・・・・

ジョニィ:
こんなん・・・許されるわけないやろ・・・・狂っとる・・・狂っとるわ・・・!!

近づくと目玉や歯もなく、白い液体が女の子にかけられていた

ジョニィ:
腕も足も目ん玉も全部抜かれて体液かけられるなんてあの仮面共・・・・・!
変態を通り越しとるやないか・・・・・!

ジョニィ:
人間やない・・・人間もどきの化け物がやったんや・・・・!

遠野を見ると顔がはがされ、左目を失っていた

ジョニィ:
あかん警察・・・警察ぅ!!

ジョニィはスマホを取り出し、通報を試みるが…
(画面は圏外で3G回線、充電72%、時刻は11月18日(木曜日)18:29)

ジョニィ:
圏外やんけ!!

ジョニィ:
意地で脱出せなあかんのか・・・とっとりあえず録画しとかな・・・・・

誰かが走ってくる音が聞こえたため、振り返ると妙な仮面をつけた男が刃物を持って迫ってきた

ジョニィ:
うわちょタンマタンマタンマ!!!

ジョニィは持っていた鎌で男の拳に一撃食らわせた
倒れた男は森林原人の声で絶叫をあげる
http://www.nicovideo.jp/watch/sm26990258

ジョニィ:
このままじゃ捕まる・・・逃げな!!

扉を出て廊下を走り去るジョニィ

画面が暗転し、廃屋の奥に進んでいくが、出口は見つからない

ジョニィ:
ハアハアハアハアハアハア!!

後ろを向くとさっき襲ってきた男が追いかけてきている

ジョニィ:
もうええって追っかけなくてごくろうさんどっか行けや!!

前を向くと仮面をつけ、返り血を浴びた集団に囲まれていた

ジョニィ:
ひぇ!

横の窓を鎌で叩き割り、外へ飛び降りるジョニィ

ジョニィ:
うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!

廃ビルの2階からさっきの仮面の男がジョニィを見ていた

ジョニィ:
ざまあないわこのイカれた完全変態倶楽部が!!!

そう捨て台詞を吐いてジョニィは林道をかけて脱出していく

停車していた車の扉をバシバシ叩くジョニィ

ジョニィ:
すみません開けてください!人殺しから逃げとるんです僕!!

それはMUR母の車だった

MUR母:
大丈夫?お顔真っ青よ何があったの?

ジョニィ:
話す暇なんかないんやおばはん!!早く車出してくれや!!

車を走らせて山奥から街へ向かうジョニィとMUR母(お得意のビデオカメラによる一人称演出)

MUR母:
ねえ、一体何があったのか説明してくれる?

ジョニィ:
くっそ恐ろしい変態の団体に殺されかけたんや。俺が来た方向からまっすぐの所に
奴らのアジトがある。

ジョニィ:
まだ子供やさかいなのに両手両足切り落とされてだるまにされとったり顔の皮剥がされた
奴もおったし・・・あいつらホンマに人間やない・・・・・

MUR母:
えっ・・・本当にそんな団体があるの?

ジョニィ:
あるで。スマホで録画して証拠撮ったわ。これで警察に突き出すつもりや

後ろからしきりにクラクションを鳴らす音が迫ってくる

MUR母:
何の音?

バックミラーを見るとさっきの黒いワゴン車が追いかけてきていた

ジョニィ:
もっとスピード上げえぃ!!!

山道を進んでいく映像も早送りになる

MUR母:
あっあれ何一体何なの!?

ジョニィ:
奴らの仲間や!!捕まったらアンタも奴らのえじきになる!!

ジョニィ:
もっとアクセル踏んで!!追い捕まる!!

ワゴン車がMUR母の車に激突してくる

MUR母:
きゃあああああああああああ!!

ジョニィ:
早く!!早く!!

画面が暗転し、山道を抜けたMUR母とジョニィ

ジョニィ:
もうすぐ街や!!

ジョニィ:
突っ走れええええええええ!!

事故を起こす音が聞こえため、停車して後ろを見ると青いワゴン車が煙を立てていた

ジョニィ:
は?なんじゃこれ?

MUR母:
とりあえず・・・助かったことで良いのかしら?

ジョニィ:
いやまだや。他にもおるかもしれん。ビジネスホテルか案内してくれや・・・

『翌日』

ホテルの一室で目を覚ますジョニィ

ジョニィ:
あのおばはん大丈夫やろか・・・?

ジョニィ:
もしかしてまだアイツら俺を捜してたりせえへんよな・・・?

ジョニィ:
そういや野獣おったか?

ジョニィ:
逃げるのが必死で全く気づかへんかった・・・

ジョニィ:
まあ野獣のことや・・・・きっととっくに逃げ出しとる・・・・

横向きのスマホを手に持つ画面が表示される

ジョニィ:
早くこいつを警察に見せんとあかんな・・・・

暗転後、インパルス板倉にスマホの映像を見せるジョニィ

警察:
・・・・・なるほどね

警察:
それで・・・これはどこにあったの?

ジョニィ:
いや・・・動画見たんやないんすか?ルートも撮りましたし警察ならこのぐらい物分かり
ええんやないんすか?

警察:
分かったよ。とりあえずそこはちゃんと調べておくから今日は帰りなさい

57 名前:えころ

2018/01/27 (Sat) 23:37:42

完全変態倶楽部③

帰路で不満をこぼすジョニィ

ジョニィ:
あの警察やる気あるんか?人が死んどんのになんやあの態度

ジョニィ:
ホンマに日本は警察っちゅう機能が全く機能しとらんわ。くだらんもんに力入れおってホンマに~

ジョニィは数歩歩いてから立ち止まる

ジョニィ:
また白い箱入っとる・・・・

カバンと思しき中に白い箱が入れらている画面が表示される

ジョニィ:
警察以外誰も会っとらんはずやぞ?

暗転後、自宅のデスクトップパソコン(OS:Windows 7)を立ち上げるジョニィ

ジョニィ:
白い箱にあったUSBに変な動画があったわ・・・・

ジョニィ:
これ・・・再生してええんか・・・?

画面がWindows Media Playerアップになり、ノイズが走った後、
先ほどジョニィが追い詰められたロッカーのある個室でだるまになった野獣が映る

そこにビルマニシキヘビと思しき大蛇がやってきて野獣を丸のみにした後(食われるときも汚い)、
また画面にノイズが走り、映像が終了する

その後、ジョニィは大学構内の廊下で一連の出来事をAKNMに話していた
AKNMはなぜか手袋を装着しているようだが…

AKNM:
本当にそんな変な倶楽部があったのかよ?

ジョニィ:
お前俺が録画した動画見てもこれが偽物やって思うんか?え?思うんか?

AKNM:
今時スマホビデオでも加工できる時代だろ?本物の映像だろうがそれが合成に見えちまう事だって
あるんだ

AKNM:
野獣が蛇に食われてる動画だって誰かが加工してお前に送ったんじゃねえのか?多分野獣まだ
生きてんじゃねえの?

AKNM:
あのグッロい死体達なんて特殊メイクで再現できるしそれってお前にドッキリを
仕掛けたかった映像同好会の奴らじゃねえのか?

すがすがしいほど苦しい言い訳を展開するAKNMに対して余裕の返答をするジョニィ

ジョニィ:
ほぉ~アイツら俺に気があるんか~?ええな~。今度会ったら金的をプレゼントするわ~

AKNM:
・・・・おい

AKNM:
言いたい事があんならハッキリ言えよ。さっきからおちょくりやがってイライラすんだよ

墓穴を掘るAKNMにとどめを刺すように切り出すジョニィ

ジョニィ:
お前変態倶楽部やろ

AKNM:
殺すぞ

ジョニィ:
まずなぁお前、普通こんな映像合成やって信じるか?フェイクやとしても随分とお金
かかったドールやなあ

ジョニィ:
筋肉も内臓もリアルやし蛇もリアルに動くし相当お金かけたんやろなあこんな下らんドッキリに
お金かけてなあ

AKNM:
別におかしくねえだろ

ジョニィ:
100%おかしいやんけ。普通やらんでこんなん

AKNM:
あっそ。じゃあその映像は本物ってことで信じてやるよ。俺そろそろ行くから

シラを切って逃げようとするAKNMをさらに追い込むジョニィ

ジョニィ:
まあ待てやちょっと質問に答えてーや

モノクロ調の画面に野獣とジョニィがAKNMとじゅんぺいと話すシーンが挿入される

ジョニィ:
お前、野獣に遠野の事で疑われた時、誘拐はまあええわ。やけど何で遠野が一人暮らしって
分かったんや?ん?

AKNM:
そんなん当てずっぽうに決まってんだろ。適当にあしらっただけだ。正直言って野獣の話しなんか
すっぽかしてたわ

ジョニィ:
遠野が行方不明なんやで?

AKNM:
だから?

ジョニィ:
あとなあ遠野の皮が入った箱、お前がやったんやろ?

モノクロ調で野獣が突然後ろにいたAKNMに驚くシーンが挿入される

ジョニィ:
いきなり後ろから来たのお前しかおらんかったからな

AKNM:
なんだよそれ。どこまで俺を疑ってんだテメエ

ジョニィ:
当たり前や。気になる疑問ポンポン置いてくしお前が犯人にしかみえんわ

AKNM:
・・・・・・くっだらねえ

AKNM:
たまたま俺が野獣の後ろにいただけで犯人扱い?ガバガバすぎんじゃねえか。

AKNM:
付き合いきれねえ。あっち行け

言い返す言葉もなく追い返そうとするAKNMに引き下がらないジョニィ

ジョニィ:
まあ待てや。一つだけお願い聞いてええか?

ジョニィ:
たった数秒で終わるから

AKNM:
なんだよお願いって。それ終わったら立ち去るからな

モノクロ調で妙な仮面を被った男が迫ってくるシーンが挿入される

ジョニィ:
オレな、建物ん中でえらい気持ち悪い仮面被った野郎の右手に鎌を一発食らわしたんや

ジョニィ:
それが間違いないなら傷はまだ残っとるはずや

ジョニィ:
その手袋外して俺に見せてみ?傷無かったら財布ん中の金、全部お前にやるわ

AKNMがグローブを外すと、右手には大きく切れた傷跡が残っていた

AKNM:
バイトで怪我したんだ。結構深くてよ

ジョニィに近づいてくるAKNM

AKNM:
昨日、魚さばくのに失敗して見ろよこの縫い目

AKNM:
お前がソイツに負わせた怪我に似てるか?

AKNMはそう言って右手の指をジョニィの首に力強く食い込ませる

ジョニィ:
う・・・・・・・・げえ・・・・・・・が・・・・・・!!

どんどん顔が青くなるジョニィ

ジョニィ:
や・・・・・・・・・・・・やえぇぇ・・・・・・・・・・!!

暗転し、銃の発砲音が鳴り響く
※現実の大学構内で銃を持ち歩くのはおろか、使うなんてもってのほかである

じゅんぺいがジョニィを助けてくれた

ジョニィ:
ヴォエ!!ゲホォ!!

じゅんぺい:
おい何してんだAKNMぁ!!おっお前それ洒落になってねえだろ!?

AKNMはぷるぷる震えている

じゅんぺい:
おっおいどうした・・・お前・・・?

と、ここでAKNMが森林原人の叫び声を上げ始める

AKNM:
あああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
あああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
あああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!

AKNM:
てめえええええええええええええ!!!

邦子作品で使われてそうな大きく口を開けた画像が表示される

AKNM:
何してんだよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!

暗転後、大学の敷地内で会話をするジョニィとMNR

MNR:
AKNMくんパトカーに乗せられたけど何があったの?

ジョニィ:
あのクソ野郎、変態倶楽部の一人やったわ。アイツが野獣と遠野を殺した間違いない

MNR:
へえ。野獣君には忠告しておいたのに無視して行っちゃうなんてホント予想通りだよ

それを聞いて固まるジョニィ

ジョニィ:
そういやお前も変態倶楽部知っとったよなあ?

MNR:
うん知ってたよ始めっから

ジョニィ:
お前もAKNMと同じ変態倶楽部やろ

MNR:
違うよ

ジョニィ:
違うなら何で野獣引きとめなかったんや。いつでも止めれたやろ

MNR:
彼が言う事聞くと思う?つるっつるな脳みそしてるのに

MNR:
遠野君の事になったら他の人とか事も気にしないバッファローが止まるとは思えない

ジョニィ:
もうええよとっとと白状せえやお前変態倶楽部やないんか?

MNR:
・・・もういいよここ飽きた。これからも変態倶楽部に用心した方が良いよ

MNRは廊下を去っていく

ジョニィ:
おい待てそれどういう意味や教えんかい

去っていくMNRを追いかけるジョニィだったが、廊下の先にはすでに誰もいなかった

ジョニィ:
あれ!?

ジョニィ:
あいつどこ行った!?

暗転後、食堂でTボーンステーキを食べているジョニィとじゅんぺい

じゅんぺい:
信じられるか・・・?お前のいう変態倶楽部の奴、この大学に5人もいたんだぜ?

ジョニィ:
ああ、その中に教師も含まれとるんやろ?ついさっき入口で6人捕まっとった

ジョニィ:
ビデオ見せた警察官も変態倶楽部の一人やったし、どうなっとんのやこの街

じゅんぺい:
変態倶楽部の害虫共なんかとっとと全員死刑にしろってんだ

ジョニィ:
まあこれで奴らも終わりやないんの?こんな大きな事件が起こって警察がだまっとるわけない

暗転後、仮面を被った看護師、警察、教師など(サムネ画像)が変なBGMと共に表示される

彼らの前には顔の下半分を切断され、内臓(腸)をぶちまけたAKNMの姿があり、そのまま終了

58 名前:えころ

2018/02/10 (Sat) 12:18:40

放送禁止アニメを見つけた空手部①

MUR邸で動画を視聴している空手部

画面上のコメント
「この拳で!!」×11
「糞アニメ同士の対決で草」
「チャー研入れろやハゲ」
「草」×3

「カイカク君」(江頭2:50)が「星の子ポロン」(天龍)と戦っている様子が映っている
元ネタ
https://www.youtube.com/watch?v=ZuREHj98boU

"このぉ拳でぇ!!"

"カーイカク!"

しかし股間から突き出したアッパーはいとも簡単にキャッチされる

"しょぉがないなぁ"

"うまいなぁ"

KMR:
それ一体何ですか?

野獣:
カイカク君っつう下痢便アニメのMADだよ。ランキング上位だったから見てんの

"よーしそれなら!そぉれ!"

ポロンの裏拳がカイカク君にクリーンヒットしてカイカク君は倒れる

コメント
「この拳で!!」×2
「ポロン「調子に乗るな」」

野獣:
と言ってもこの動画くそつまんねえわ。何がしたいんだこれ

野獣はリモコンでテレビ画面を消してしまう

KMR:
カイカク君ですか・・・確かそれって最終回がたった2秒しかなかったんですよね

野獣:
へえ~知ってんの?どっかの馬鹿が流行らせようとしてる自作キャラだと思ったこれ

KMR:
掲示板とかで話題になってますからね。まあ本編は見た事がありませんが

野獣:
じゃあMUR先輩、そのカイカク君のアニメ探してくれません?
多分どっかにあると思います

MUR:
カイカク君っていうアニメか~。なんだか子供の頃を思い出す名前だゾ~

KMR:
見つからないと思いますよ。最近このアニメ、
運営から大量削除の被害にあってますから

野獣:
どゆこと?

KMR:
ええ。一体誰の関係者か急に権利者の申し込みによる削除が
先々週くらいから始まってます。

野獣:
ディ〇ニーみたいだな。そんな糞アニメの為に何やってんのその会社?

KMR:
制作陣が3人、声優合わせて2人で5人の低予算アニメを
通報すること自体おかしいと思いません?

KMR:
それにこのアニメが放送されたの50年前なんですよね。生きていたとしても
凄いご高齢の方ですよ?その人たちが最近の動画サイトを見るかどうか・・・

TVCMの音声が流れた後、カイカク君のアニメが始まる

"クラシックからモダンまで。タイプが豊富です
フランスベッドのネオウッド製(?)ダイニングセット"

MUR:
ロシア語の様な所に行ったら見つかったゾ~。すっごい懐かしい感じのアニメゾ

"僕の一言で世界がとぉっても良くなるんだ!"

"第一話 飢餓を救おう"

野獣
え?何この完成度の低い自主製作アニメ。マジこれが50年前に流れたの?

タイトル画面から、ノイズ加工の画面に変わった後、観覧車の画面に切り替わる

KMR:
チャー〇マン研と星の子ポロンより酷いアニメですからね。
脚本も絵も全くわけがわからないそうです

画面にカイカク君とヒダリ君が映る

"いやぁ…今日もいい天気だね! ヒダリ君!"

"うん、とってもいい天気。あっ、見て!カイカク君!"

KMR:
でも・・・これほど酷いとは思いませんでした。最初から駄目アニメじゃないですか

ヒダリ君が指さした先で薄っぺらい人型のようなキャラが倒れている

"あそこでミイラが倒れてるよ!"

野獣:
おい教育アニメだよな?何で堂々とミイラが出てくるわけ?

"違うよヒダリ君。あれは飢餓で倒れてる人なんだ"

KMR:
まあ・・・映像を見る限りそうですけど・・・ミイラが生々しいですね

"なぁんだぁ"

画面が倒れている変なキャラにアップになる

野獣:
なあ、こいつ飢餓で倒れてる奴に無関心すぎね?「なあ~んだ」って・・・
これぜってえクレームの嵐だったろ

"ン、ハア…、腹減った…"

"おじさん、どうしたの?"

野獣:
なんか発想が斜め上すぎるしネタとしては面白ぇなあ。こんなのがどうして
削除の嵐になってるわけ?

"お腹がぁすいてぇ、もう一週間も何も食べてないんです"

KMR:
知らないですよ。ほとんどの結末は道徳から外れてる展開ですし、この話に
関してはカニバリズムのオチとして扱われてます

"えぇ~!? 豚や牛や、野菜や果物を食べればいいじゃなぁい"

野獣:
こいつ人間食いまくるの?

KMR:
とりあえず最後まで見ましょう

"私はぁそれがぁ、全てアレルギーなのですぅ…"

飽きて首を上下に振る野獣

"う~ん、どうしよう、カイカク君…"

"それなら任せて!"

画面がカイカク君にアップになって手を頭に向けて叫ぶ

"カ~イカク!"

野獣:
なんか見てるだけで辛くなってきた

画面が人間がぞろぞろどこかへ入っていく映像に替わる

"わ、何だ…。村にいっぱい人が入ってくるよ? ここは観光地でもないのに…"

KMR:
まだ一分しか経ってないのに10分も見てる気分になりますね

"豚肉や牛や、野菜や果物が食べられなかったら、他のものを食べればいいんだ!"

"そうか…、それで観光客を! ありがとぉ、カイカク君!"

KMR:
あっなるほど

"おじさん、お腹がすいたのかい? それじゃあ、僕達をお食べ!"

野獣:
俺もういいわ。冷蔵庫から適当に霜降り肉焼いてくる

そう言って野獣は画面から離れていく

"うん、ありがたく頂くよぉ…、いっただきまぁ~す!"

画面が暗転し、人の家の肉(ステーキ)を勝手に食らう野獣(咀嚼音も汚い)

野獣:
やっぱMUR先輩の神戸牛は絶品すねえ。毎日食べていいっすかあ?

MUR:
べつにいいゾ~

KMR:
何か面白い番組やってないですかね?

野獣:
知らねえよ一人でゲームでもやってればあ?あ~うめえ柔らけえうめえ~

KMR:
あの野獣先輩それ不快なんで止めて貰えます?

更に汚い咀嚼音を強める野獣

滅茶苦茶嫌そうな顔をするKMR

"僕の一言で世界がとぉっても良くなるんだ!"

それを聞いた瞬間、食うのをやめていきり立つ野獣

野獣:
MUR先輩もう一回見るの止めてくれません!?
もう見たくないンすよ俺は!!

"第二話 正義で戦おう!"

MUR:
いやだゾ第二話見つけたから最後まで見たいゾ。俺このアニメ大好きだゾ

また、タイトル画面から観覧車の画像に切り替わる

野獣:
お前さMURさ。そんなクソアニメどの話も同じ話に決まってるじゃないですか。
教育テレビのアニメならまだ分かるけど見る必要ないっすよ

"大変だぁ、カイカク君! 大変だよ!"

"どぉしたんだぁい、ヒダリくぅん?"

この上ないクズさをぶちまける野獣にキレる智将MUR

MUR:
俺の家に遊びに来てるのにお前は何言ってんだ?

画面が夜の都会と思しき場所に切り替わる

"僕の生まれ故郷がね、隣の村の人達に負けて、悔しいんだよぉ…"

MUR:
他人の家で自分の事しか考えないのは行儀が悪すぎるゾ。
しばらく黙って飯食ってろ

画面が驚いたカイカク君から、河川の画像に替わる

"どれどれぇ? うわぁ…、これはひどぉい…"

野獣:
分かりましたよ豚のように食って大人しくしますんでそれで許して下さい

"文明も遅れてるし、土地も栄養がないよ!"

MUR:
よし

猫っぽいキャラが出現する

"そぉなんですぅ、私達も大変でぇ…"

再び汚い咀嚼音を立て始める野獣

KMR:
また見つけてきたんですか。それどこのサイトから見つけたんですか?

"あれぇ…? あなたはぁ?"

"私ですかぁ? 私はぁ、この村の宗教をまとめる人物でしてぇ…"

MUR:
よく分からないサイトからだゾ。なんか関連動画が女の人の全裸で
いっぱいだったゾ

KMR:
そうですか。

"何だってぇ?"

またあれをやり始めるカイカク君

"そうだ! カ~イカク!"

猫が驚いた後、人がぞろぞろ並んでいる映像に切り替わる

"うわぁ、何だ!? 色んな人の体の中が見えるぞぉ?"

KMR:
野獣先輩の咀嚼音で何言ってるか全然分かりません。

"そうなんだ、実はこの村が隣の村に負けているのは、この村に悪霊がいるからなんだよ!"

KMR:
箸ぐらい使ってくださいよ。貴方は豚ですか?

KMRの方へ振り返るMUR

MUR:
カイカク君は全部で何話だゾ~?

KMRはスマホ(画面が反転していて、文字の表示も逆、時刻:10:28)を取り出す

KMR:
え~とwikiによりますと全4話ですね

画面に頭部に目玉を生やし、悪そうな顔をしたキャラが出現する

"アォッ! あそこにいる女は悪霊ですよ! カイカクくぅん!"

MUR:
少なすぎゾ

"よぉ~し! やっちまえー!"

野獣:
そりゃあ見ての通り手抜きだし背景が写真だしスタッフはこんな糞アニメなんかに
愛が無かったからに決まってるじゃないですか

悪霊をとっちめるヒダリ君

"おぎゃあ~! くっそぉ、悪い事していたのにぃ!"

野獣:
困難で放送できたならMUR先輩の画力でも入れますよ。
世の中舐めてるってはっきりわかんだね

KMR:
確かに愛は感じないですね。特に脚本に関しては結構ズレてます。
視聴者に何のメッセージを送りたいのか全く分かりません・・・
まあわざとやってるんだと思うんですが

正気に戻る女?と思しきキャラ

"あれぇ、ここはぁ? 私はぁ何をしていたのかしらぁ?"

野獣:
やりたい放題だっただろうな。視聴率が全くなかったから

猫がアップになる

"あぁりがとぉ~、カイカクくぅん! 君のおかげで私達の村もぉ、これで安泰だぁ!"

どや顔アップで諭し始めるカイカク君

"まぁだだよぉ、まだ隣の村にも、あの女と同じ悪霊に取り込まれた人がいるんだぁ"

そこで画面に目を戻すMUR

MUR:
見逃したゾ

野獣:
どうせ悪党倒して終わりでしょ。見る価値無いから

再び汚い咀嚼音を立てて食べ始める野獣

カイカク君の話を聞いて驚く猫

"何だってぇ!? 助けなくっちゃ!"

犬みたいなキャラも二匹現れる(左:ブラウン、右:ベージュ)

MUR:
見てなかった所まで巻き戻すゾ。一体どうやってやっつけたのか見たいゾ

"僕達も助けますよぉ、このぉ拳でぇ!!"

MURがいじると動画特有の渦巻きが表示されて停止する

MUR:
なんゾ?

KMR:
回線が悪かったんだと思います。更新してみては?

MUR:
おっそうだな。KMR頭いいゾ

更新するとでかでかと『この動画は権利者の申し立てにより削除されました』と表示される

それを見て落ち込むMUR(ポッチャマ…)

KMR:
運が悪かったですね・・・

MUR:
30分前に投稿されてたのに何で消されたんだゾ?すっごい悔しいゾ

ここでようやく野獣の汚い咀嚼音が止まり、画面が暗転する

『一週間後』

外で話す空手部

野獣:
今日、ニューハーフヘルス行きません?

MUR:
何ゾそれ

KMR:
何ですかそれ

野獣:
美男子でHできる店でして~、ここから電車で1時間の所にコア向けの
ニューハーフヘルスがあるらしいんすよ~

三人の前をMNRが通り過ぎていく

KMR:
・・・本当に奢ってくれるんですか?

野獣:
誰も俺の金だって言ってないでしょ。こんな時の為にMUR先輩呼んだんだろうが

野獣:
と言う訳でニューハーフヘルスまでお願いしますMUR先輩。俺、すっげえいい
ニューハーフの人知ってるんで

MUR:
ニューハーフって何ゾ?

暗転後、アナウンスと共に電車から降りる空手部

野獣:
ぬわああんくっそ遠すぎもぉおおおん!!

KMR:
・・・本当にこんな所にヘルスがあるんですか?

野獣:
あるよ。サイトあったもん。とにかく早く行きましょうよニューハーフ

暗転後、近くに畑がある田舎道を歩いていく空手部

KMR:
人気の無い所ですが本当に間違いないんですね

野獣:
しつけえなお前。あったっつってんだろ何度も言わせんじゃねえ

暗転後、カーブミラーだけがある場所で迷った空手部

KMR:
あの・・・もうニューハーフヘルスなんてどうでも良くなりましたんで帰りません?
こんな殺風景な場所にそんな風俗あるわけないじゃないですか

野獣:
なんだお前なさけねえな~それでも空手部かよ

野獣:
こっち

再び歩き出し、暗転後、まだ野道を歩き続ける空手部

KMR:
もう2時間も歩いてますよ・・・!そろそろ休憩しましょうって!!
一体どこにあるんだよそのヘルスは!!

野獣:
後もう少しだよ。ったく、本当に情けねえ部員二人だぜ全く。
AKYS先生にもう一度基礎から鍛え直せ!!!(鍛え直せの部分だけ大文字)

※()は便宜上表示

暗転後、一枚の張り紙が表示される

『お知らせ
 ニューハーフヘルス「丸のトキ」は
 閉店となりました
 3日間の間、ご利用
 ありがとうございました』

張り紙が貼られたフェンスの前で立ち尽くす空手部(悲愴感漂うBGMも流れる)

野獣は静かに二人から遠ざかり、大声で叫ぶ(うるせえ!)

暗転後、野獣を置いてさっさと来た道を戻っていくKMRとMUR

野獣:
あ~~待てよぉぉぉぉぉぉ。お前ら足速えんだよぉぉぉぉぉぉ。
部員を置いてく気かぁぁぁぁぁぁぁ・・・

カーブミラーの場所までやってきても足を止めない二人

野獣:
ぬわあああああああああん。疲れたもぉぉぉぉぉぉぉぉん(文字がスローで流れる)

野獣:
なあんで休憩しねえんだよ~お前ら鬼すぎんよぉぉぉぉぉぉぉ
どういう教育してんだよぉぉぉぉぉ・・・・

画面が暗転し、最初に来た野道まで戻ってきた二人(と人間の屑〈喘ぎ声がうるさい〉)

野獣:
お前らソーラーカーかよおおおお!!どんだけ疲れねえんだこのやろおおおお!!
さっきから瀕死状態の俺を無視しやがってええええええええええ!!!

野獣:
駅までまだ遠いだろぉぉぉぉぉぉぉぉ!!お前ら休憩って言葉知らねえのかよおお
おおおおおお!!!担げよ俺をよぉぉぉぉぉぉぉ!!

KMRが覚醒し、MURも智将となってキレる

KMR:
休ませてくんなかったのに何言ってんだテメエ。そこらに寝転がってドライアップル
になっちまえよ

KMR:
十分に調べもしないで何がニューハーフヘルスじゃボケ。家で一人でMEROURII
でもやってればよかったんだよ小豆頭があ

※MEROURIIとは大人のおもちゃらしい

野獣:
まさか潰れてるなんて知らなかったんだよ!!どこにもそんな事書いてなかったし
営業中って書いてあったの!!

MUR:
じゃあ何で潰れてたんだゾ。お前イタズラの為にここまで歩かせたのか?

KMR:
そもそもこんなド田舎で客が集まらないことぐらい予測してくださいよ。
アンタのちっぽけな脳みそのせいでこっちにも迷惑かけてるって知らない?

暗転し、辺りが真っ暗になっても歩き続ける空手部

野獣:
もぉぉやだぁぁぁぁ。なんで休憩しねえのぉぉぉこれ部活動じゃねえだろぉぉぉぉぉぉ?

KMR:
貴方それでも空手部ですか?情けない先輩ですよ。AKYS先生に
もう一度基礎から鍛えなおして下さい

ブーメランを返されて立ち止まる野獣

野獣:
へえそうか~。じゃあ手ぶらで帰りたくねえな~

KMR:
お土産屋でも探すんですか?

野獣:
この辺にお土産屋なんてねえしあったとしても
ジジくせえ食べ物しか置いてないだろ

画面が空手部から遠ざかり、怪しい建物を映し出す

野獣:
MUR先輩。ここ入ってお宝探しましょうよ。見つけたもんは全部メルカリで
出品しましょうね~

MUR:
お宝探しか~イイゾ~これ

KMR:
いえあの・・・それ不法侵入なんですが

野獣:
え?廃墟じゃん

野獣:
こんな山奥で営業するなんてあのニューヘルと同じ馬鹿店主だったんだろうな

中へ入る空手部

KMR:
ドア壊されてたんですが本当に入るんですか?誰かいたらどうするんですか

野獣:
こんな廃墟に誰がいんだよ馬鹿か

KMR:
あのですね。ドアノブがぶっ壊れてたって事は誰かが入った形跡があったって
ことですよ。もし危ない奴がいたらどうするんですか?

野獣:
とりあえず掘り出し物探してこいよ。埋蔵金あるかも知んねえじゃん

暗転後、物色を始める空手部

MURは宝石の入った箱のような物を見つけたが、偽物だと分かったのか即座に投げ飛ばす

野獣は何やら大量のビデオテープを発見する

野獣:
こいつあ高く売れるぞ~

ビデオテープのラベルを見ると幻の日テレ版ドラえもんのテープだった

『ドラえもん 日本テレビ 1~4話』
『ドラえもん 日本テレビ 5~8話』
『ドラえもん 日本テレビ 9~12話』
『ドラえもん 日本テレビ 13話~16話』
『ドラえもん 日本テレビ 17話~20話』
『ドラえもん 日本テレビ 21話~24話』
『ドラえもん 日本テレビ 25話~26話完』

野獣:
メルカリに出品すれば300万はくだらんな~。ここマジで宝島っすわ~

廃墟の一室でビデオテープの空箱(紙に見える)を見つけたKMR

KMR:
なんだこれ・・・誰か取ったのか?

KMR:
先輩達はここにいなかったし・・・跡も新しい。
やっぱり僕達の他に誰かいるのか?

KMR:
大きさからして・・・ビデオテープのようだ・・・。一体何のビデオテープだったんだろう

暗転後、廊下に集合する空手部

野獣:
おい何か見つけたか?

KMR:
見つかりませんどこ探してもガラクタばっかりです(適当)

MUR:
全然お宝見つからないゾ。野獣は何か見つけたのかゾ?

野獣:
ドラ●えもんの日テレ版全話入ったビデオテープなら見つけましたよ。いいだろ~

MUR:
ドラ●えもんってフジテレビじゃなかったかゾ?

野獣:
何言ってんだお前。そんなことより最後の部屋に向かいますよ

憎まれ口を叩いて奥へ進む野獣

KMR:
随分と古い喫茶店ですねここ

奥の和室に来ると、頭が巨大化した小さなミイラが白い箱の中に入っているのを見つける

KMR:
うわ・・・

野獣はそのミイラに近づいていく

野獣:
なんだあの化物の模人形。ここの店主って随分趣味悪いんだな

MURも近づく

MUR:
マーズアタックのミドリ星人みたいだゾ~。これは持って帰りたいゾ~

KMRも近づいてミイラを凝視する

KMR:
先輩・・・これ本物じゃありません?

画面がミイラアップになる

野獣:
マーズアタックで使われた着ぐるみってこと?やりい俺ら億万長者っすよ

KMR:
本物の死体なんじゃないかって言ってるんですよ。

野獣:
店主の奥さんじゃねこいつ?何かもめごとが起きてこうなってしまったとか

野獣:
つーかむっちゃ古いだろ。壁の血も結構経って変色してるし
盗んだって捕まらないだろ

KMR:
は?あんた正気か?こんなの盗んでどうするんだよ

野獣:
メルカリに出品します。まあ~蝋で固めれば死体だってバレねえよ

野獣は箱の中に入ったミイラを引っ張り始める

野獣:
MURトモアキ先生現代アートっつうことでこれも持って帰るとします

しかし、ミイラはびくともしない(ついでにイキそうになる野獣)

野獣:
固すぎぃ!!

野獣:
MUR先輩お願いしま~す

MURが野獣を引っ張ってミイラを引きはがそうとするが取れない(喘ぎ声汚い)

KMR:
もう帰りましょうよ。そんなもの持って帰りたくありません

それを聞いてキレる野獣

野獣:
お前さKMRさ、大金欲しくない訳?
後もう少しで抜けそうなんだからお前も手伝え

KMR:
そんなの警察に見られたらどうやって説明するんですか?

野獣:
自然にすりゃあいいんだよ自然に!こんなもん街中に持ってたって
等身大フィギュアにしか見えねえだろ!一目じゃ分からないから!!

ここでパトカーのサイレンが響き渡り、固まる空手部

窓ガラスを割って逃走を試みる野獣

野道を駆けまわる空手部

野獣:
逃げろおおおおおおおおおおおおお!!!

暗転後、駅まで戻ってきた空手部

野獣:
誰だ警察呼びやがったのは!!KMRお前か!?
お前しかいねえもんな!!!

KMR:
呼ぶわけないじゃないですか・・・ぜえぜえ・・・アンタらと一緒に居たから
僕も一緒に捕まっちゃいますよ

KMR:
それにあそこ圏外でした。呼びたくても呼べませんよ

野獣:
じゃあ誰がやったんだ!!MUR先輩か!?
119と110の違い分かんないのにできるわけねえだろ!!

野獣の屑さにキレるKMR

KMR:
アンタさあ、自業自得のくせに僕達に愚痴叩かないでくれません?

KMR:
ニューハーフヘルスが閉店って知ったら被害者面、
廃墟に無理やり探索させる、
本当にいい加減にしないとヘルスの事、遠野さんに言い付けますから

野獣:
やれば?言っとくけどニューハーフヘルスなんて遠野としょっちゅう
行ってるからそんなんチクられても痛くもかゆくもありません

KMR:
・・・もういいです。帰ったらそのビデオテープとっととメルカリに出品して
部屋から出ないでずーっと管理しててください

野獣:
そのつもりでいるけど何?お前?キレてんの?

KMR:
しばらく喋らないでください下水道口臭男

そこで画面が暗転する

59 名前:えころ

2018/02/10 (Sat) 19:42:34

放送禁止アニメを見つけた空手部②

『翌日』

部室で昨日の話をする野獣達。そこにはスマホで何かを見ているジョニィもいた

野獣:
いや~あのビデオテープ。1000万思いきったら1分で即決ですわ。
やっぱ見てえんだな~日テレドラ●もん

カイカク君の音声が流れる

"僕の一言で世界がとぉっても良くなるんだ!"

KMR:
でっその1000万はどうするんですか?

"第三話 悪い子は反省!"

野獣:
一緒にニューハーフヘルス行きましょうよ12時間コース全オプション付き。
遠野も呼びますんでどうです?

MUR:
野獣が奢るのか~いいゾ~これ

KMR:
また潰れた店じゃないでしょうね?

"この人が僕達の新しい仲間、ヘイト君だよ!"

野獣:
なんだKMR、昨日の事引きずってんじゃねえぞ

"よろしくねぇ、カイカクくぅ~ん"

野獣:
今回は都会だから潰れてるのあり得ねえって。安心してニューハーフ選べよ

"よろしく、ヘイト君!"

ここでようやくジョニィに話を振る野獣

野獣:
つかジョニィ。てめえ一体何してんだ?

"それじゃあ早速だけどカイカクくぅん、僕の頭を良くしてほしいんだぁ"

ジョニィ:
おう悪いな。本当は雑談したかったんやけどカイカク君3話、見つけたんで
それ見終わったら俺もそのヘルスに行かせてくれや

ジョニィの話を聞いて改まった顔になるMURとKMR

野獣:
ふぅ~ん。まっいいけど

"自慢じゃないけど、僕の頭はカエルより悪くてねぇ"

MURがジョニィに近づく

MUR:
カイカク君俺にも見せるゾ

KMRもジョニィに近づく

"それは大変だね"

スマホ画面に切り替わり、動画タイトルは『カイカク君 第三話』と表示される

"それじゃ、カ~イカク!"

頭が肥大化していくヘイト君

"うわぁ、僕の頭がどんどん良くなっていくぞぉ"

ジョニィ:
相変わらずひっどいアニメやなこれ

"うわぁ、ヘイト君の頭が大きくなったぁ"

MUR:
面白い頭してるゾ~

野獣:
ん?面白い頭?俺にも見せてくださいよ

"こぉれなら、君達の力になれるよ、ありがとぉ、カイカクくぅん"

野獣:
風船みてえだな

"そうだね、でもぉ君の頭を良くし過ぎると次に敵が君を攫ってしまうかもしれないんだぁ"

ここで窓から人が顔を出して何かを振り回している映像が挿入される

ジョニィ:
なんでそこで実写入れるねん。けものドラッグかいな

※けものドラッグはレインコートの作品である

"だから、ヘイト君には金庫部屋の中で僕達の力になってもらおう!"

金庫の中に閉じ込められるヘイト君

KMR:
え?

"ありがとぉ、カイカクくぅん…、この部屋は落ち着くよぉ"

KMR:
せ・・・先輩。なんかこれ見た事ありません?

"それでも君が敵に見つかった場合は、僕達がその敵をやっつけてやるからね!"

野獣:
ああ、廃墟にあったタコ頭のミイラだろ?偶然に決まってんじゃんこんなの

終了と共に動画説明欄にスクロールする


 再生回数 13,117,074回
 20XX/XX/XX に 投稿

 恋人が廃墟で見つけました。
 すぐ消される前に見てね♪

 カテゴリ エンターテイメント
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※アイコンはND版の楓ちゃんである

"今週はこれでおしまい! 次回もまた見てね~!"

KMR:
でもこれ・・・投稿日が今日なんですが・・・

野獣:
それで?

KMR:
先輩達が行かなかった場所にビデオテープが取られてた跡があったんですよ

KMR:
もしかしたらあれ、動画の説明文が本当だとすれば
カイカク君3話が入ってたんじゃ・・・

野獣:
警察に通報したのはそいつか?

KMR:
そういう問題じゃないです。そもそも棚の上に、喫茶店の主人が
アニメのビデオテープを置くと思いますか?
先輩が見つけたあの棚の中に置くでしょう

KMR:
映画の見過ぎかもしれませんが・・・
これ以上深入りするなって警告なんじゃないでしょうか・・・

野獣:
くっだらね~。そんなもんに深入りするなら遠野の尻穴に深入りするわ

MUR:
おい最初から見たいゾ最初に戻ってくれゾ

ジョニィ:
は?先輩見たいんか?アンタ変わりもんですわ

ジョニィ:
すんまへん削除されてもうてますわ

野獣は見終えて部室の隅へ行き、寝始める(汚い寝息)

初めから見れずにキレるMUR

MUR:
なんでカイカク君が消されなきゃならないんだゾ。運営はそのアニメ大嫌い
なのかゾ?

ジョニィ:
知りまへん。何でか知らんが誰かが隠ぺいしたいんちゃうんかな?

ジョニィ:
まあええでしょ仕方ないですわ。MADでも見て楽しくなりまひょ

スマホ画面に切り替わり、『カイカクブラザーズ』という動画が流れている

カイカク君、ヒダリ君、ヘイト君とその他が「Madcon」の『Beggin』とともに陽気に踊っている

ジョニィ:
これ意味分からんけどなんか好きやわ~。頭でっかちが出てくるMADの方が
面白いの多いで探してみ~や~

ジョニィ:
俺のオススメは「カイカクもも太郎」や。暇つぶしに見てみ

『二週間後』

KMRの部屋でやきいもシューティング(着信音)が流れる

KMR:
なんですかこんな時間に。まだ朝の7時ですよ。一体何の用ですか?

ネカフェにいる野獣はGoogle Chromeで5chのような掲示板を閲覧している


【秘宝】カイカク君、特定される★1

1:名無し:20??/0?/??(日)22:10:53 ID:ND-san

第一話に出てくる舞台なんだけど、アレ京都の淀城じゃね?

ただの更地に見えたけど


レスの下に淀城周辺と思しき画像とカイカク君の画面の比較画像が貼られる

野獣:
なんかさ~ネットカフェにいるんだけどカイカク君の舞台が載ってるスレ見つけたん
だよね~


2:名無し:20??/0?/??(日)22:11:14 ID:peketanz

WTF

3:名無し:20??/0?/??(日)22:12:35 ID:marimokkori

ウソだろおい

4:名無し:20??/0?/??(日)22:14:23 ID:raicoat

本当だ、いやマジか!?

4:名無し:20??/0?/??(日)22:14:84 ID:memekonoana

嘘だろ・・・!?


>>4が2件あり、秒表示がバグっているのは何か意味があるのか
IDも突っ込みどころ満載

KMR:
そうですか。でっ何の用何ですか?


6:名無し:20??/0?/??(日)22:15:11 ID:himaJin

おいおいおいおいマジじゃねぇかこれ!?

7:名無し:20??/0?/??(日)22:15:11 ID:himaJin

背景切り抜きアニメ乙www

8:名無し:20??/0?/??(日)22:15:11 ID:hamaJin

やべぇよやべぇよ・・・!これ、本当にやばいよ!!
完っ全に淀城じゃねぇか背景!!!


※同じIDが同じ時間に3レス投稿している。えぇ…

野獣:
京都行かね?

画面がKMRの部屋に戻る

KMR:
一人で行ってください。切りますよ

野獣:
いやだって、カイカク君に関する奴があるかもしれないって書いてあるんだよ

野獣:
だから実際そこに行って俺達が先に見つけてトンずらして~、
今度はyahooオークションに出品しようかな~と思っています

KMR:
何でそんな事が分かるんですか?

画面がネカフェに戻る


221:名無し:20??/0?/??(日)22:32:53 ID:ND-san

>>146
良いね!

222:名無し:20??/0?/??(日)22:33:13 ID:genocide

>>146
「表のオカ板に書くと消されるから、今のうちにオフ会で集まろうぜ!」
おいおい、俺を忘れちゃ困るぜ

223:名無し:20??/0?/??(日)22:33:22 ID:manananggal

全裸待機中

224:名無し:20??/0?/??(日)22:33:45 ID:mossaripc

行くぜ!選曲ナンバー!!

225:名無し:20??/0?/??(日)22:33:45 ID:tebasaki

みんな~!京都の淀城に集まれ~!

226:名無し:20??/0?/??(日)22:34:09 ID:himaJin

>>146

ウィィイイイイイイイイイイイイイス

227:名無し:20??/0?/??(日)22:35:53 ID:mossaripc

>>226

帰れ

228:名無し:20??/0?/??(日)22:36:67 ID:tebasaki

>>226

帰れ

229:名無し:20??/0?/??(日)22:38:52 ID:ND-san

>>226

お前ぇは帰れ!!!


>>226叩きに加勢するスレ主。えぇ…

野獣:
なんかネカフェだけで入れる掲示板に着いたから暇つぶしに見てたら偶然
カイカク君のスレが見つかったわけ

野獣:
なあ京都にある淀城行こうぜ。MUR先輩もいればすぐ見つかるって

KMR:
分かりましたよ。今日暇ですしアンタの言うその淀城に付き合いますよ
                               チッ
舌打ちをかますKMRも構わず、約束を取り付ける野獣

野獣:
オッケー。じゃ、品川駅に集合ね今すぐ

通話が終了する

KMR:
あの人こんな時間で何やってんだよ

KMR:
カイカク君に関する奴があるって・・・本当に淀城って所にあるのか?

暗転後、道端でMNRと遭遇するKMR

MNR:
ねえ君って空手部のKMR君だよね?

KMR:
え?・・・あっはい・・・そうですけど

MNR:
僕はMNRって言うんだけど野獣君に伝えてくれるかい?
「いい加減パソコン代返せ」って

MNR:
パソコンの部品買うのに僕のお金使ったんだ。20万円くらいかな?
1年以上経っても全く返してこない

KMR:
分かりました・・・伝えておきます。今、先輩たちに呼ばれてるので

MNR:
そうなの。確か淀城って所に行くんだっけ?

驚くKMR

MNR:
ああ、何で知ってるのって顔してるとこ悪いんだけどさ~

MNRがアップになり、KMRに忠告をする

MNR:
君、行ったら死ぬよ?

MNR:
まあ信じられないよね。でもこれ忠告だから。別に破っていいよ?

MNR:
何でカイカク君が大幅に削除されてるかもうそこで察した方がいい

MNR:
行ってどうなろうと僕は関係無いし、人の命を守るほど偽善者やりたくないしね

※人の命を守るのは偽善者ではないと思うが…

KMR:
貴方は誰ですか?

MNR:
名前を聞いてないねそれ。まあ、カイカク君とは関係ないとだけ言うよ

MNR:
じゃあね。野獣君にパソコン代よろしく

MNRはそう告げて去っていく

暗転後、新幹線に乗る空手部三人

野獣:
さあ~見つけたら即退散できるようにちゃんと道覚えとけよ

KMR:
野獣先輩。朝にネットカフェで何やってたんですか?

野獣:
一回ネカフェで寝泊まりしてみたかったんだよね~

野獣:
泊まってみたらビジネスホテルより安いの。びっくりしたよ

KMR:
まあ・・・実際、ネットカフェ難民が増えるほど充実してますからね・・・

『二時間後』

ホモガキがたくさんいる淀城周辺にやって来た空手部

KMR:
むっさ苦しい・・・!来なきゃよかった

MUR:
お祭り気分で楽しいゾ~

野獣:
すげえなこんなに掲示板見た奴いんのか。プリ●ュアとかま●かとか
萌えキャラのコスプレしてる奴がくっそ多いぜ~

三人の背後にメッセージが表示される

『<貴方達リア充も、僕達のオフに?』
『<ふんっ!』
『<おぼふっ!』

振り返り、誰かに殴られたオタクを見る空手部

KMR:
治安悪いですね・・・

『<おい!?何してんだ!!!?』
『<…え?あ…ごめんなさい…』

野獣:
あの女、急に男殴って危ねえな。黄色い救急車呼べよ誰か

※イエローピーポー

画面がAOKに切り替わる

男性:
――――はい。えーとですね。うん。その…はい

男性:
…みなさんは、それぞれこれを持って欲しいんですね
金属探知機です

金属探知機に画面が切り替わる

疲れたのか眠っている野獣とMUR

男性:
あ、と言っても本当に金属だけを探すわけではないですよ。地中の電線とかに
反応しちゃいますからね。これは、ビデオデッキとかに含まれ

セリフの途中で画面が暗転し、また再びもとに戻る(お話が長いのでカットしたような演出か?)

男性:
なので、この探知機はビデオテープのテープとCDに
反応するようになっているんです

男性:
だけどこの探知機、全員分無いんですよね。この人数だと……うん。
三人一組になって捜索してもらいます

そこで目を覚ました野獣

野獣:
何だあの黒い棒。AV探す奴か?

KMR:
金属探知機です。あれで何か探せって事ですよ

野獣:
そうか。じゃあ俺の分も取ってきて

KMR:
三人一組です。僕達で一つの分しか無いです

野獣:
分かった分かった。いいから金属探知機取って来いって。何か見つけたら
それも売ろうぜ

KMR:
その前に本当に警察呼びますんでそこは覚悟して下さいよ

暗転後、お宝の捜索を開始する空手部

野獣:
じゃあまずどこ探します~?

KMR:
どこでもいいんでとっとと動いてください。先越されますよ

野獣:
分かってんよ~探すぜ―お宝~

野獣:
MUR先輩。ちゃんと帰る道知ってますよね?

背後にまたメッセージが表示される(tehuの音声も流れる)

『<せんせー!残ったー!僕が一人残ってす、しまったのですが!』
『<あー…じゃぁ君は、先生とやろうか』
『<マァァァァァァア…!』
『<ちょっと大人しくしててくれる?』
『<ァハン』

MUR:
カエルがある道かゾ?

野獣:
KMRぁ頼むぞMUR先輩

暗転後、塀に向かって探知機を使う野獣

野獣:
おい全然見つからねえぞなんだこれ故障してんのか?

KMR:
そう簡単に見つかるわけないじゃないですか。釣りと同じで運任せなんですよ
もしかしたら一個も見つからないで終わると思いますけどね

言ってるそばから反応を示す金属探知機

野獣:
ゴメン聞こえなかった何て言ったの?

どや顔を決める野獣

KMR:
なんでもないです調べましょう

暗転後、段ボール箱を発見した野獣

MUR:
お~お宝見つけたのか~凄いゾ野獣~

KMR:
まさか中身時限爆弾だったりしないですよね?

野獣:
馬鹿かお前。そんなもん日本にあるわけねえだろ。

野獣:
金属探知機が鳴ったって事はこの中に金が入ってるんだよ。俺様
大金持ちだ~

画面が暗転する

野獣:
さあ開けるぜ~金貨ちゃん達~。野獣ジョーンズが君達を迎えに
来ました~

段ボールの中にはAVがたくさん入っていた

野獣:
・・・・・・・・

KMR:
全部エロビデオですね

AVのパッケージを見ながら喜んでいる空手部

野獣:
おっこれう●こ食う奴だ。捨てた奴ってこんな趣味してるんすねぇ

KMR:
ドS系もありますよ。それに底を見るとおもちゃもありますし・・・これって
お宝じゃありません?

野獣:
なんだKMR嬉しそうじゃねえか。でもまあいいもん見つけましたよ。
とりあえずMUR先輩持っててくださいね~

MUR:
凄いもん手に入れたゾ~

段ボールを持って去っていくMUR

野獣:
じゃあ次、KMRね

KMRに金属探知機を手渡す野獣

野獣:
じゃあ次、KMRね

KMR:
は?

野獣:
なんかさ~自分で探すのってめんどくさいよね~

野獣:
だから後輩のお前に全部任せるわ~。もしマジのお宝見つけたら電話しろよ~

捜索を押し付けて去っていく野獣

暗転後、渋々捜索を再開するKMR

KMR:
あの野郎・・・自分の仕事を他人に押し付けんなステハゲめ・・・
ぜってえ飽きたろあれ・・・

KMR:
・・・MNRとかいう人・・・あいつストーカーなんじゃないか?

KMR:
行ったら死ぬとか・・・忠告とか・・・意味分かんねえよ。
イカれてる

目の前に段ボール箱の上に座って糞を垂れている野獣がいた

KMR:
ん?なにやってんだあの人

野獣が急いで走り去るとその段ボールへtehuが向かっていく

男性2:
あっ宝だ!さっそくお宝見つけちゃった~!

段ボールを開けた瞬間、糞がtehuの顔に飛び散る(どんな仕掛けだよ)

悲鳴を上げるtehuを見て恍惚とする野獣。それを呆れた目で見るKMR

KMR:
ガキかよ

60 名前:えころ

2018/02/11 (Sun) 00:16:12

放送禁止アニメを見つけた空手部③

野獣を無視して、捜索を続けるKMR

KMR:
もう何も見つからないや。このまま帰ろうかな

探知機が反応を示す

KMR:
どうせまたエロビデオでしょうね

KMR:
とりあえず見つけたらとっとと帰ろう。一人で

音がする方へ向かうと、そこには大量のホモガキや野獣、AOKがいた(探知機の音うるせえ!)

KMR:
あれ、皆さんもここへ?

野獣:
ああ、ここ何か埋まってる見てえだな。あとMURは帰った

野獣:
すげえもん埋まってるかも知んねえのにあの池沼馬鹿だな

KMR:
・・・何か見つけたんですか?

男性:
目処はついているのですが、ちょっと、探しづらそうなところでして

ここでAOKの顔にアップになる

男性:
・・・・反応してるの、水の中なんですよね

池の水の中を手探りで探す野獣とKMR

野獣:
なんで俺達がこんな事しなきゃいけないわけ?

KMR:
僕達が空手部だからじゃないんでしょうか?

野獣:
ふざけんなマジで

KMR:
なんでMUR先輩帰っちゃったんですか?

野獣:
アイツん家にお婆ちゃんが来るんだってよ。遅れるっつっとけこの野郎

背後でメッセージが表示される

『<…汚染を除去している作業員みたいだ』
『<ぶっ!』
『<ぶぶっ!』

男性3:
あっ!!

その声に振り返るKMRと野獣

遠くで男達が何かを発見したようだ

男性3:
ええと…ええと、あ!これです!!

男性4:
…見つけたとて、視れるものでしょうかね?

男性3:
まぁ、賭けてみましょう

真っ黒な腕が黒いビニール袋を掴んでいる画面に切り替わる

男性4:
おーい、何か藻のようなものが引っ付いてないか?

男性3:
え?ああ…ちょっと待っててくださいね

引っ張られてビニール袋が上下に揺れる

男性3:
取れないな

男性4:
ちょっと貸してみ

思い切って引っ張ると黒い腕が千切れ、手首だけになった

悲鳴を上げた後、地上にビニール袋と手首を引きずりだした

男性3:
……どうする?

男性:
…開けるよ

AOKがビニール袋に手を伸ばす

野獣:
お、おい、本当に開けるのかよ?せめて警察を待ってからの方が…

男性4:
そうだよ。俺たちがこんな所で傍観していてもしょう

男性2:
待ってくれ!!

顔がクソまみれになったtehuが静止に入る

男性2:
…警察は、駄目だ

画面右端に『…は、はあ!?』と表示される

女性:
アンタ、これが一体どういう事か分かって言ってんの!?明らかに事件でしょ!?

男性2:
いやでも、……駄目なんだよ。信用できない

女性:
何が!?

男性2:
見ろよ……絶対、隠滅されるだろ。これ

ビニールの中には『カイカク君 最終回 full』と書かれたジュラルミンケースが入っていた

男性5:
…いや、いやいやいやいや

男性5:
いくら何でも、警察が介入しているって事は無いだろ。だって、たかがアニメだろ?
隠滅しないと困るような事ってなんだよ?

男性5:
警察にとっても、こんなアニメどうでも良い事だろ?それよりも、
この手だろ!?ここで人が、死んでるんだぞ!?(この一行だけ大文字)

男性3:
でも、まだ手しか見つかっていないぞ!

ここで画面にノイズが走る

男性5:
身体が見つかってなくても、手だけでも十分に事件だ!!こんなの、
僕達の手には

ノイズが画面を覆いつくし、そのままMUR邸に画面が切り替わる

野獣やKMRがテーブルの上のご馳走を囲んでいる

野獣:
まぁ~なぁんも無かったっすね!MUR先輩、先に帰って正解ですわ

MUR:
すまんな~野獣。どうしてもお婆ちゃんに会いたかったんだゾ

野獣:
いいっすよいいっすよ。無理やり誘った俺も悪いんすから気にしないでください。
やっぱMUR先輩の母ちゃんの料理は絶品っすねえ!

KMR:
ははは、でも京都は楽しかったですよ。お土産買ってくれば良かった

チャイムが鳴る

MUR:
あっ誰か来たゾ。行ってくるゾ~

MURが外に出ると、そこにジョニィがいた

MUR:
お~ジョニィか。一体どうしたゾ?

ジョニィ:
カイカク君の最終話フルバージョン見つけたで~。一緒に見ましょうや

MUR:
見たいゾ~

ジョニィ:
おーそうですか。中に野獣達もおります?

MUR:
いないゾ。俺一人だゾ

ジョニィ:
あっそう。この最終回、どえらい怖いで~覚悟せえや~

MURがなぜかMNRを連れて野獣達の所へ戻ってくる

野獣:
お~MNR~。お前も飯食いに来たか?

野獣:
まだまだいっぱいあるんだからた~んと食え。ガチで上手いからよ

KMR:
本当に野獣先輩と知り合いだったんですね。疑ってすみませんでした

MNR:
別にいいよ気にしてないし

MNR:
それより君への忠告、覚えてる?

KMR:
え・・・?確か・・・「行ったら死ぬよ」ですか?

KMR:
まあ・・・死ななかったから別にいいですよ。忘れますんで

MNR:
誰が謝るって言った?

MNR:
僕はただ野獣君とKMR君にお別れを言いに来ただけだよ

暗転し、ジョニィと二人で最終回を見るMUR

しかし、映像は黒塗りがぐちゃぐちゃにかかっていてまともに見る事はできない

"告発します"

MUR:
ノイズ酷いゾ
これ本当にカイカク君か?

"驚かれるかもしれませんが、聞いてください"

ジョニィ:
そうやで

"実は、このアニメに出てきたものは、あぁ…カイカク君は全てぇ…事実です"

ジョニィ:
掲示板で見つけたんやからガチでモノホンのカイカク君最終回や

"魔法とかぁ、そういうのではないのですが…"

ジョニィ:
知らなきゃよかったって声が多いけど俺は見れて良かったと思うなあ

キレるMUR

MUR:
これアニメじゃないだろ。俺を馬鹿にしてるのか

"なぜ私がこんな事を言うのか。それはぁ、時間がないからです!"

ジョニィ:
先輩アホですなあ。削除の理由がこの動画で分かったっちゅうことやで

さっき野獣とKMRが囲んでいたご馳走が置いてあったテーブルには何も置かれていない

"私はぁ…連れて行かれます。その前にここに残していきたいと思っています"

ジョニィ:
ちなみにこれ、ライブリークスっちゅう動画サイトやから絶対に消されへん

"カイカク君は奴らです。実験をぉ、している"

ジョニィ:
まあ喋ってる内容がSF過ぎて俺はぜんぜん信用でけへんがなぁ。
だって、中学生の考えた悪の組織見たいやん!

"その実験がぁ、人肉を食わせるようにぃ、マインドコントロールをする!"

ジョニィ:
ほらっ今マインドコントロールっつったで?嘘やん!

"それをぉ、数十年前から進めています"

"宗教もぉ…作っています"

"暴力で幽霊が祓える、強く見せるためなんてぇ、ごもっともな理由をつけて…、広めています"

※ちっとも"ごもっともな理由"ではないのだが…

ジョニィ:
信じられます?こんな厨二病くっさい内容。最初聞いた時、噴き出しましたわ

MUR:
男が喋ってるだけで面白くないゾ

"それはぁ、全て…実験です。存在します。あるんです! 実在するんです!"

ジョニィ:
あるわけ無いやろボケがぁ

"実験してぇ…、人間のぉ変え方を実験しているのです"

"いえ、人間のぉ壊し方ぁ…、いや!"

"なんといえばいいのか…、人間をより強い存在にぃ…、だからぁ"

ジョニィ:
アドリブやな

"頭に機械を入れてぇ…、肥大化!"

そこでドンドンと扉を叩くような音が響く

"うぁあ…、うわぁぁぁあああ!!"

ガラスを割れる音がする

"あっ、やだぁ!! 助けてくれ!! やだ! やだああ!! "

MUR:
何が起きてるんだゾ?

何かがしきりに割れる音が響く

"あかん、だっ、糞がぁぁぁ!! うあああああ!!"

ジョニィ:
一人で暴れとるんでしょ。怖く見せる為に

"ぐっ…リモデリ!! リモデリだぁ!! あいつらは、リモデリ!!"

"いや、RM!! RM!!"

MUR:
リモデリ?

ジョニィ:
俺は最初デリヘルって聞こえたで。ほんまリモデリってなんやねん

"誰か!! 誰か気付いてくれ!! 奴らの事を…、実験をぉ!!"

ジョニィ:
アラビアンとかも言っとったな。アラブ人が何なんや?

"俺は、これから連れて行かれるぅ!! 連れて行かれてぇ…!! 改造されるぅ…!!"

そこで扉が開く音がする

"う、うわあああああああ!! いぃやだあああああああ!!"

"アッ、アアアッ、アッ、殺してくれぇ!! いっそ!! いっそ殺してくれぇ!!"

"誰か!! うぅああぁぁぁ!!"

その音声を最後に何も聞こえなくなる

MUR:
終わりかゾ?

MUR:
何がしたいのかさっぱりだったゾ

呆れてテレビから去っていくMUR

暗転後、KMRと野獣の視点に切り替わる

KMR:
ははは、僕達にお別れだなんてそんな

野獣:
引っ越すのか?別にいいけどMUR先輩足んねえぞ?

MNR:
うん。とりあえず嘘は言わないから僕の話聞いてくれる?

MNR:
KMR君さあ、行ったら死ぬよって忠告しても行ったよね?まあどうでもいいけど

KMR:
そりゃあ知らない人の言う事なんて信じられるわけないじゃないですか

MNR:
そうだよね。あれじゃ唐突過ぎたか

MNR:
単刀直入に言うよ。君達はもう手遅れな姿になってる

KMR:
・・・どういう事ですか?

MNR:
すなわちここは実在しない世界なんだ分かる?

野獣:
実在しない世界?お前何言ってんの?

MNR:
嘘はついてないよ?

KMR:
よく分からないんですが・・・?

MNR:
もっと分かりやすく言うよ。
君達はどうやってここへ帰ったか覚えてるかい?淀城からここまで

KMR:
そりゃあもちろん

KMR:
そりゃあもちろん

KMR:
そりゃあもちろん

KMR:
そ             り        ち
           ゃ       ろ            あ(も)
    ん

目の前のMURにノイズがかかる

KMR:
そ             り        ち
           ゃ       ろ            あ(も)
    ん

MURが消滅する

KMR:
そ             り        ち
           ゃ       ろ            あ(も)
    ん

MNR:
ごめんねそんなつもりじゃなかったんだ

野獣:
            し
       た        い
          の

野獣:
            し
       た        い
          の

MNR:
本当はずっとこの世界に生きていたいのか聞きたかったんだけど
こりゃもう駄目だ

画面全体にノイズが走り始める

MNR:
でもこれで結果オーライかな?今の自分の姿見ちゃったら
死にたくなると思うし。アイツらも殺処分するだろう

MNR:
じゃあねもう通信切るよ。後もう少しで君達を攫った奴らを特定できると思った
けど失敗した

画面が工場のような施設に切り替わる

???1:
ユートピア実験を中止しろ。外部からのウイルスを発見した

???2:
分かりました。この男2人はどうしますか?

???1:
廃棄処分だ。二人とも頭の中の機械がショートして使い物にならん

水槽の中に入れられていたようで、目の前の水が抜けていく

レーンのようなところで廃棄場所に向かって進んでいく

『タノシイ』
『ガラガラユレル』
『見たこと無い所、タノシイ』
『ウゴクキモチイイ』
『ココハドコ』
『ドコニイクノ』

そして血まみれの巨大なプロペラモーターへ向かっていく

『助けて』
『運ばれる楽しい』
『シニタクナイ』
『センプウキ、スズシイ、メズラシイ』
『タノシイ、キモチイ』
『タノシイ』

そしてプロペラが動作を始め…

『イマノボクノアタマデハ、パラレルセカイニツウシンデキル』
『センプウキ、メズラシイ。タノシイ』
『イヤダ、タノシイ、キモチイ』
『センプウキガウゴク、スゴイオト』
『オカアサン』
『オカアサン』
『オカアサン』
『オカアサン』
『オカアサン』
『オカアサン』
『タノシイヨ』

頭が肥大化し、目玉が飛び出たKMRがプロペラに巻き込まれ、画面が血まみれになり、終了


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無題
1 名前:野獣

2017/12/30 (Sat) 16:50:12

レインコート兄貴はND兄貴と兄弟かあるいは同一人物って事でいいんですかね…?
レイソコートも関係性がある可能性が微レ存…?

2 名前:えころ

2017/12/30 (Sat) 17:21:13

確かにレインコート兄貴はNDの兄とされるドクマムシと様々な共通点を持っています
しかし、これらもNDかあるいはドクマムシ自身がそうだと認めなければ、推測の域を出る事はありません

また、ドクマムシとNDが同一人物である可能性もなくはないのですが、
過去に兄弟関係を証明する写真を上げていた事や、文章表現力がNDの方が高いところからも、
別人である可能性が高いです

それにしては、Twitterなどのアカウントを共用で使っていたり、兄の発言を逐一つぶやいたりしてるところから
側から見ても仲が良いのは間違いなさそうですが…

また、レイソコートの発言ですが、これはドクマムシの攻撃性や自己顕示欲と一致しているので、
レインコートがドクマムシだとすればその自演である可能性は充分にあると考えられます

3 名前:野獣

2017/12/31 (Sun) 00:50:48

こいつはたまげたなぁ…詳しい考察ありがとナス!
しかしドクマムシ兄貴がレインコート兄貴だとしたら、どうして二人はその関係を隠してるんですかね…?
二人ともクッソ怖い動画作ってくれるんだから兄弟だって公言すればいいのにこれもうわかんねぇな…

4 名前:えころ

2017/12/31 (Sun) 01:03:55

https://twitter.com/nd_dokutokage/status/843326616327475200

現在レインコート兄貴と直接やり取りをしているのは、NDだけだと思われます
ドクマムシがレインコートだとすれば極・魔導物語と比較して
演出やユーモア(メアリーを葬式の主役にする)もかなり成長して腕を上げた事がわかります

https://twitter.com/ND_dokutokage/status/872023872840781824

この発言から分かる通り、ドクマムシは極・魔導自体を抹消したいと考えているわけですから、
ドクマムシではなくレインコートとして新たな活動をしていきたいと考えているとすれば
合点がいくと思います

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教えて!倉山先生!
1 名前:極・魔導狂い

2017/05/27 (Sat) 23:03:01

倉山先生が主に理数系の授業をするという内容

2 名前:極・魔導狂い

2017/05/27 (Sat) 23:50:36

10進数編

ここは極・魔導学校2年B組。数学が苦手な2人の生徒に倉山が補習授業をしている

「今日は進数という概念を覚えてもらうわよ」

田中、鼻を鳴らして倉山に突っかかる

「進数?何じゃそりゃ、加法と減法(足し算・引き算)の話じゃねえのかよ」

倉山、田中に向けて銃を発砲する!

「うおおっ、何すんだこのババア!」

「いいから黙って聞きなさい。脳天ぶち抜かれたくなかったらね」

増田がボソッとこうつぶやいた

「教師の前に人間として致命的な欠陥があるような気もするが・・・」

「何か言った?」

倉山に睨まれたので増田は知らん顔を決め込んだ

「私達が普段数を数える時は10進数という表記を使っているのよ」

「10進数?」

眉をひそめる田中を無視して倉山は黒板にガリガリ書き始めた

7 × (10)^0 = 7

「この(10)^0というのは1の位を意味していて、(10)^0 = 1となるのよ」

「ちょっと意味が分からねえなあ。その"^0"ってのは一体何なんだよ」

倉山はまた黒板にガリガリ書き始めた。ガリガリ君が食べたくなってくる田中であった

「これは指数って言ってね。通常どんな数でも7^1 = 7という風に表す事ができるのよ」

「それだけじゃあ、全く分からねえ!大体0を1に変えられたところでますます分からねえ!」

倉山はため息をついて黒板に(略)

7^2 = 7 × 7

「これなら分かるでしょう?」

「おお、それなら分かるわ。7が2個あるから"^2"、さっきのは1個だから"^1"。なるほどな」

そこですかさず増田がMURばりに話に割り込んで来た

「お、ちょっと待てい。それで"^0"が1になるのが意味不明だゾ。ちゃんと説明しろ」

「増田君。実はね、どんな数字にも1がかけられていて数として成り立っているのよ」

「は?そんな隠しルールがあったのかよ!?」

7^1 = 7 × 1

「こんな風にね。1はどんな数字にも必ずかけられているものなのよ」

「確かに九九やってた時に"1の段とかいらなくね?"って思ってたけどこういう事だったのか」

「ふぁえ~、すっごい意外・・・」

納得する2人に背を向けて倉山は黒板に(略)

7^0 = 7を0回だけ1にかける ⇒ 1

「で、7を0回1にかけると言うのはそもそも1に数字をかけないって事で答えが1になるのよ」

「ああ、そう言う事だったのか。だからこいつは1になっちまうのか。なら(10)^0 = 1も成立するわけだ」

「話を戻すわよ。さっきは7 × (10)^0 = 7、つまり7 × 1だったけど今度は19を10進数で表記してみるわね」

19 = 1 × (10)^1 + 9 × (10)^0

田中はここである事に気付いた

「あ、そっか・・・。十の位で表されてる。だから10進数ってわけか。」

「そうよ。これだと10と9に分けられているでしょう?」

増田もうんうん、と頷いていた

「確かに一の位は"^0"と表すのも納得だ。10がかけられていないからな」

「さて、百の位の表記はこんな感じ。覚えてしまえばすごーく簡単よ」

983 = 9 × (10)^2 + 8 × (10)^1 + 3 × (10)^0

「100 = 10 × 10 = (10)^2って事だから田中君、千の位はどうなる?」

「えーと、10がまた一つ増えるから1000 = 10 × 10 × 10 = (10)^3だ!」

倉山は1万円を取り出して田中達に見せた

「そう。つまり世の中はこの10進数を基準にして色々な物事を円滑に進めているってわけ」

「結局金の話かよ!」

「それぞれの数字の位を足し合わせる事でその合計数になるのが今回のミソだな。小学校でもやった気がするが」

増田の締めに言い返す言葉が見つからない倉山と田中であった

3 名前:極・魔導狂い

2017/05/28 (Sun) 11:49:22

2進数編

「10進数では0から9までの10個の数を扱ったでしょう?」

倉山が当たり前の事を言い始めたので、田中はそっぽを向いた

「だから何だよ。10個の数を扱うから10進数だなんて言いたいのか?ナメてんじゃねえぞ」

「まぁそれもそうなんだけど今度は2個の数を扱う2進数と言うのをやるわよ」

田中は"何言ってんだこいつ"みたいな顔で倉山を見ていた

「2個の数しか数えられないなんてどう考えても不便じゃないか。何のためにそんな事するんだ」

増田の意見に同調した田中は倉山をまくしたてた

「お前でたらめな事教えて俺らを混乱させようってんじゃねえだろうな!」

倉山は何も言わずに田中の足元に銃を発砲!

「バカねえ、あなた達は。デジタルって概念の根幹にはこれが密接に関わっているのよ」

震える田中に背を向けて何事もなかったように黒板にガリガリ書き始めた

「スイッチにはOnとOffがあって、これを1と0で表現するのよ。つまり0と1を使って数を表現するのが2進数」

「じゃあ、機械の中では大量に0と1を数え上げてるって事かい?」

増田の発言に倉山は頷いて、黒板にガリガリ(略)

3 = 1 × 2^1 + 1 × 2^0

「10進数で書いた式と比べて見て。これで1 + 1 = 11と2進数では表せるのよ」

田中は気を取直して倉山に質問をした

「ちょっと待てよ、4とかだったら4 = 1 × 2^2 + 0 × 2^1 + 0 × 2^0で1だけになっちまうぜ。これじゃダメだろ」

「田中君、そういう場合はね、1 + 0 + 0 = 100と表記する決まりになっているのよ。よく考えてみなさい」

"10進数でもそういう風に表記はする"と言わんばかりに黒板ガリガリ

20 = 2 × (10)^1 + 0 × (10)^0 ⇒ 2 + 0 = 20

「あくまでこの"+"は純粋な加算を行う記号ではない表記である事を理解してちょうだい」

「あ、そっか・・・。ただ数字をくっつけてるだけなのか」

増田は何か腑に落ちない顔をしていた

「でもそれじゃ巨大な数を表現するとき、大変な数の1と0が並ぶじゃないか。4でも100なら64ならどうなるんだ?」

64 = 1 × 2^6 + 0 × 2^5 + 0 × 2^4 + 0 × 2^3 + 0 × 2^2 + 0 × 2^1 + 0 × 2^0

「つまり1 + 0 + 0 + 0 + 0 + 0 + 0 = 1000000となるわね」

「ぎゃああああああ!64でもうそれなのかよ!」

驚く田中に倉山は意地悪な質問をした

「もし日々の生活で数を数える時こんな表記だったら田中君はどうする?」

「どうするって・・・考えるのをやめるわ!やってられるか、こんな数え方!」

増田もうんうん、と頷いた

「最初に0から9までの数字を作ってくれた人に感謝だな・・・」

「でも機械はこれを高速で処理できるのよ。機械の強みはこんなものを高速で計算できる能力にあるわね」

田中はため息をついた

「やっぱ機械はすげえな・・・。俺なんかじゃ到底無理だわ」

「田中君は自発的に考えて行動できる脳みそがあるじゃない。それはまだまだ捨てたもんじゃないわよ」

倉山に褒められたと思ったのか田中は照れていた

「いやぁ、それほどでもないっつーか・・・」

「じゃ、今日はこれでおしまい。お疲れ様でした」

倉山にあっさり無視されてしょんぼりする田中であった

4 名前:極・魔導狂い

2017/05/30 (Tue) 22:22:24

16進数編

「今日は16進数をやるわよ」

田中がポカーンとしているので、増田がこんな事を口にした

「数字は0~9までの10種類じゃないか。後の6種類は何だって言うんだ」

「増田君、"A"、"B"、"C"、"D"、"E"、"F"の6種類のアルファベットが10種類の数字に加わって16進数になるのよ」

田中は口を開けて大笑いしていた

「く、倉山!まさか自分で考えた新しい数え方なんて言うんじゃねえだろうな!あーっはっはっはは・・・」

アホヅラで笑っていた田中の耳のすぐ横を弾丸が通り抜けていく

「例えばペイントツールのようなもので彩色を決めたい時、"00~FF"って表すでしょ?」

ガクガク震える田中の横で増田は冷静に倉山の話を聞いていた

「それじゃ2進数とは逆で文字数を減らして数をスマートにしたい時に役に立つ数え方って事かい?」

「お、おい、増田・・・。少しは俺の心配もしてくれよ・・・」

増田は田中の方を向いてこう言った

「やらせてくれるなら心配してやるぞ」

「俺が馬鹿だったよ」

そんな二人のやり取りを無視して黒板ガリガリ

A → 10
B → 11
C → 12
D → 13
E → 14
F → 15

「このようにアルファベットが数字に対応していくのよ。田中君、10はいくつかしら?」

「えーっと、1 × (16)^1 + 0 × (16)^0 = 16だから答えは16だな」

増田もうんうん、と頷いていた

「正解。ドラクエとかでもファミコンだと敵の体力が255とかに設定されてたでしょ?」

「知らねえ・・・。そうなのか?」

「俺も知らないな。ファミコンとかやった事ない」

2人に否定されたので倉山はちょっとふて腐れて黒板ガリガリ

255 = 15 × (16)^1 + 15 × (16)^0 = F + F= FF

「ほら、こんな風にファイナルファンタジーっぽくなったでしょ?」

「すまねえ。あんまFFやらんから分からねえわ」

「俺もやらないな」

倉山はブンむくれてこう叫んだ

「もういいわよ!16進数は情報分野で欠かせないものなのよ!それだけ覚えときなさい!」

そして倉山は教室を出て行ってしまった

「何であいつ急に怒り出したんだ?」

「さぁな。でも255をFFのように2文字で抑えられるのは便利だって事が分かったな」

増田の話を聞いてもまだ16進数について釈然としない田中であった

5 名前:極・魔導狂い

2017/05/31 (Wed) 18:56:11

36進数編(おまけ)

ここは田中の家。田中はある子に手紙を書くことにしました。

しかし、倉山から進数を習ったので暗号式の手紙にして出そうと考えました

「アルファベットは全部で26種類、数字は10種類だから36進数ができるのか。よし、これで決まりだ!」

田中は早速ポストに手紙を投函し(メールは使わない漢)、その数日後・・・

白地の家に田中の手紙が届きました

「あ、田中くんからだ。何だろう」

白地へ 1457771337246

「・・・何これ」

白地は悪戯だと思って手紙を捨ててしまいました。めでたし、めでたし

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